お客様のサイトを修正・確認をする際に、どのくらい階層があるのか調べたい時があります。
リンクをクリックして調べるのも時間がかかりますし、見逃しがある可能性もあります。
「Website Explorer」を使用する方法がありますが、Windowsのみ対応でmacユーザーの私はとても困っておりました。
そんな私に「Screaming Frog SEO Spider」という天使が舞い降りたのでご紹介します。
Screaming Frog SEO Spiderは何ができるの?
Screaming Frog SEO Spiderでは主にこのようなことができます。
・全URLのリスト化
HTMLやPHPの他に、画像やCSS、Javascriptなど、全てのファイルのURLとそのファイルタイプを一覧表示します。
・アウトリンクのリスト化
対象のサイトから外部サイトへのリンクを一覧表示します。
・レスポンスコードのリスト化
読み込み速度やリダイレクトの有無、404エラーの有無を一覧表示します。
リンク切れの確認におすすめです。
・ページタイトルのリスト化
・ディスクリプションのリスト化
全ページのdescriptionタグと、その文字数を一覧表示します。
・メタキーワードのリスト化
・h1・h2のリスト化
・画像ファイルのリスト化
・検索エンジン用の指示関連のリスト化
meta name=”robots”の指定や、canonical、rel=”prev”、rel=”next”
といった検索エンジンへの指示関連が一覧で表示されます。
Screaming Frog SEO Spiderの使い方
1、まずはダウンロード
こちらからソフトをダウンロードしてください。
無料版と有料版があり、無料版はクロールが500だけと制限があります。
一度無料版を試してみて、使い心地がよければ有料版を購入するといいです。
2、URLを入力するだけ!
ダウンロードとインストールが済んだら、対象のURLを入力して「Start」をクリックするだけ!
それだけで、Screaming Frog SEO Spiderがサイト内を巡回しURLやtitleタグなどの情報を取得してきてくれます。
3、状況に合わせた抽出
右側にある「Overview」を使用すると、特定条件のみを絞り込んだ抽出をしてくれます。
例えば次のような抽出条件があります。
・All・・・全てのPage Titleの抽出
・Missing・・・Page Titleの設定がされていない項目の抽出
・Duplicate・・・重複した項目の抽出
・Over 65 Characters・・・65文字以上のPage Titleが設定されている項目の抽出
・Below 30 Characters・・・30文字未満のPage Titleが設定されている項目の抽出
・Over 482 Pixels・・・Page Titleが482ピクセル以上の項目を抽出
・Below 200 Pixels・・・Page Titleが200ピクセル未満の項目を抽出
・Same as H1・・・h1と同一の文言がPage Titleとして設定されている項目を抽出
・Multiple・・・2つ以上のtitleタグが設定されている項目を抽出
・Meta descriptionやh1などでも同様の抽出が可能です。
まとめ
日本語対応はしていませんが、URLを入力してクリックするだけなので英語が不得意でも大丈夫です。
サイトの規模が大きいほど、こう言ったソフトを活用したほうが効率的です。
「Website Explorer」が使えなくて困っていたmacユーザーは是非、活用してください。