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狙っていないのにも関わらず、自社の見込み客を集める検索キーワード19個において上位表示してしまった要因となる3つのシンプルな施策

こんにちわ、ジーニアスウェブの横山です。
2018年8月のGoogleコアアップデートによる順位変動が激しい昨今ですが、
意図せず自社の見込み客を集める検索キーワード19個において上位表示していたので、行った施策を今回はお伝えししたいと思います。

1年前はすべて圏外だったキーワード19個

まずはキーワードと順位を見てみましょう。

A: 大阪でコーポレートサイトリニューアルに対応できる制作会社を探している人のキーワード群 2017年10月 2018年10月
大阪 コーポレートサイト 制作 圏外 3位
大阪 コーポレートサイト 制作会社 圏外 6位
大阪 コーポレートサイト リニューアル 圏外 7位
大阪 コーポレートサイト 実績 圏外 5位
大阪 web制作会社 企業サイト 圏外 5位
B: コーポレートサイトリニューアルの情報を探している人のキーワード群 2017年10月 2018年10月
コーポレートサイト リニューアル 圏外 8位
コーポレートサイト リニューアル 成果 圏外 1位
コーポレートサイト リニューアル デザイン 圏外 7位
コーポレートサイト リニューアル CMS 圏外 2位
コーポレートサイト リニューアル 成功 圏外 11位
コーポレートサイト リニューアル 事例 圏外 6位
コーポレートサイト リニューアル 手順 圏外 15位
コーポレートサイト リニューアル 目的 圏外 5位
コーポレートサイト リニューアル 採用 圏外 11位
コーポレートサイト リニューアル 動画 圏外 4位
コーポレートサイト リニューアル 成功例 圏外 6位
コーポレートサイト リニューアル 広告 圏外 2位
コーポレートサイト リニューアル SEO 圏外 14位
コーポレートサイト リニューアル 必要性 圏外 13位

順位をみれば明らかですね。
「コーポレートサイト リニューアル」に関連するキーワードで上位表示しています。

「大阪でコーポレートサイトリニューアルに対応できる制作会社を探している人のキーワード群」

→大阪の制作会社を探している人のキーワードなので、すぐに商談になる可能性の高いキーワードです。

「コーポレートサイトリニューアルの情報を探している人のキーワード群」

→制作会社をいま探しているわけではないが、リニューアルに関する情報収集を行っている人が検索するようなキーワードです。このようなキーワードは直接問い合わせや商談に繋がるケースはありませんが、将来的に商談に結びつく可能性はゼロではないので見込み客と言えます。

上位表示しているキーワードは、web制作会社 などのビックキーワードではありませんし、1位、2位などの順位ではありませんのでアクセス数自体はそんなに多いものではありません。
しかし、Aのキーワード群のように目的をもって検索しているキーワードで1ページ目にいるので、お問い合わせは1年前より増えました。
では一体何をやったのか?

3つのシンプルな施策

行ったことはとてもシンプルなことです。
※まずは大前提に去年、自社のサイトをリニューアルしたことがきっかけです。

  1. 自社のコーポレートサイトリニューアルプロジェクトをコンテンツ化
  2. コーポレートサイトリニューアルの制作実績を定期的に更新
  3. ページを回遊するための動線

たったのこれだけです。

外部のライターを使用したり、SEO業者などのは一切使用しておらず、
すべて自社で行っています。
なのでコストは自社の人件費のみ。

1) 自社のコーポレートサイトリニューアルプロジェクトをコンテンツ化

去年、自社のサイトをリニューアルした際のプロジェクトの各メインメンバーにそれぞれ自身のセクションについて、記事を書いてもらいました。
その記事をColumnシリーズとして、計6記事ブログに投稿しています。
コーポレートサイトリニューアル Column vol.1【なぜリニューアルをしたか?】
コーポレートサイトリニューアル Column vol.2【デザインについて】

コーポレートサイトリニューアル Column vol.3【CMS&コーディングについて】


コーポレートサイトリニューアル Column vol.4【広告側・リマーケティング広告について】


コーポレートサイトリニューアル Column vol.5【サイトの裏側:使用しているツールについて】


コーポレートサイトリニューアル Column vol.6【リリース10ヶ月後の経過報告と運用で行ったこと】

各記事、それぞれの分野の専門でなので、なかなか良い記事です。
実体験にもとづいた、当社だけにしか書けない記事なので、他者には書けないオリジナルなコンテンツになります。
キーワード群Bの流入はすべてこのColumn記事からです。
Columnシリーズは、コーポレートサイトリニューアルを検討している、情報収集している人にとって、少しでも有益な情報になれば、という理由で企画し、実行しました。
これによって、「コーポレートサイト リニューアル」というタイトルがついたコンテンツが6記事、自社のドメイン内に存在することになります。

2) コーポレートサイトリニューアルの制作実績を定期的に更新


ここ1、2年は、コーポレートサイトをちゃんと作りたい、作り直したい、というニーズが増えており、当社でも毎年制作事例が増えてきています。
制作実績は、単純に更新コンテンツとして、コツコツとアップしています。
制作実績ページには、できるだけ具体的な内容をいれるようにしています。

また、トップページ、制作実績カテゴリページ、詳細ページと、CMSを使用し、動的に表示させているので、1投稿で各ページにキーワードが含まれることになります。

1) のColumnと合わせると、自社のドメイン内に、「リニューアル」「コーポレートサイト」
などのキーワードが、いくつも存在するようになります。
検索エンジンは単一ページではなく、ドメイン全体や、流入元、直帰率、PVなど、様々な要因を総合評価してページランクを決めるので、サイト全体を通して、
「このサイトは大阪に本社があるweb制作会社、コーポレートサイトリニューアルの実績があり、コンテンツも存在する」というふうに見られ、上位表示したのでしょう。

2) ページを回遊するための動線

これはさらにシンプルで、Column記事や、トップページなどから入ってきた人に対して、
「この記事をみてもらいたい」という考えから、各コンテンツに他のページへ行くための動線を細かく追加しました。

・制作実績ページのみにColumn記事へのバナー


制作実績ページの一番最後にバナーを貼っています。
こんなところにおいてクリックするかな?という疑問もありましたが、自分が逆であれば、リニューアルの実績を見て、その会社の実体験の実例があればクリックしたいと思い、試しに設置しました。
数は少ないものの、クリックされています。

小さなことですが、PVは増えることにはなりますね。

・各記事に他の記事へのリンクを追加



こちらは単純に各記事に関連する記事へのリンクを追加するだけです。
この2つのほんの小さなことですが、ページを回遊されるので、直帰率は下がります。
さらに関連するコンテンツでの回遊なので、そのあたりも検索エンジンは見ています。
特に8月のコアアップデートでは、
「ページを回遊させること=直帰率が低い=良いコンテンツ」という部分が大きな評価軸のうちのひとつになっています。
小さいことですが、この施策も地味に効いていると思います。

いかがでしたでしょうか?

実はこれ特に上位表示は狙っておらず、
見ても分かる通り、ただ単に自社の実績や実体験をコンテンツ化しwebサイトに掲載した、ただそれだけです。
タグやら記述方法など、特別なこともしていませんし、リンク対策もしていません。
答えは簡単で、「自社にある有益な情報をwebサイトに掲載し公開する」
これに尽きると思います。

もし、順位が一気に落ちてしまったという方、webサイトで見込み客を集客したいという方は、以下の点を見直ししてみてはいかがでしょうか?

オリジナルなコンテンツは自分にしか書けないので。