こんにちは、景山です。
好きな作家は、司馬遼太郎です。
web関係の本を読んでいて、司馬遼太郎の名前が出てきた時は驚きました。
司馬遼太郎が本を書く前に、すごい量の調査を行っていた。うんたらかんたら。
何事も製作前の調査は大事なんだなぁ。と、改めて思ったのですが、
今回は事前調査ではなく。読ませる力。
歴史や、時代背景をほとんど理解していない私を熱狂させた「燃えよ剣」の著者
司馬遼太郎のように文章に惹き込ませたい。
ということで、第三回目は、「読ませる文章・見せる文章」についてです。
突然ですが、以下の文章を読み比べてみてください。
- 私は、かつてバーテンダーでした。バーテンダーというと夜の仕事であり、華やかなイメージを持たれる方も多いかもしれません。しかし実際は、朝から勤務前まで酒類の勉強をして開店時間のずっと前から店に入りボトルを一本一本磨いたり、入念に、実に入念に店の掃除を行ったりしています。開店後も来店客の多い少ないに関わらず集中力を保ち、常に同じ時間で酒類を提供できるよう気を配り頭の中で酒類を提供する時間や、カクテルを作る時間、順番を計算しています。
- 私は、かつてバーテンダーでした。
バーテンダーというと夜の仕事であり、華やかなイメージを持たれる方も多いかもしれません。しかし、実際は開店時間のずっと前から酒類の勉強をし、店に入ればボトルを一本一本磨いたり、入念に店の掃除を行っています。開店後も来店客の多い少ないに関わらず集中力を保ち、常に酒類を提供するまで作る時間・順番に気を配り頭の中で計算しています。
おそらく、2番の文章が読みやすいはずです。
2番の文章には3つのポイントを活用しています。
- 1文の長さを40〜60文字以内に収める
- 1段落を5行以内に収める
- 長文の場合は結論を先に述べる
1文の長さを40〜60文字以内に収める
日本語は、接続詞を用いるとどこまでも文章を繋げることができます。
web上の文章では、読者が知りたい情報をいかに一目で見せることができるか。
だらだらと長引かせるのではなく。簡潔に述べる事が最適です。
1段落を5行以内に収める
これは、普段文章を読んでいると経験したことがあると思うのですが、
次の行に移った際に「あれ?どの行読んでたっけ?」と、前後の行を行ったり来たりしたことはありませんか。読者の目線を誘導し、読みやすく配慮する事は重要です。文章の内容を伝えやすくすると同時にメリハリをつけるために必要です。もし、スマフォなどからこの文章を読んでいましたら、ちょっと読みづらいのではないでしょうか。意図的に段落を無視しております。
長文の場合は結論を先に述べる
先ほどの文章を結論を先に述べて、段落を整理するとこうなります。
読者の目線を誘導し、読みやすく配慮する事は重要です。
文章の内容を伝えやすくすると同時にメリハリをつけるために必要です。
文章を読んでいると、次の行に移る時「あれ?どの行読んでたっけ?」と、次の行を探して行ったり来たりすることがありますね。
もし、スマフォなどからこの文章を読んでいましたら、ちょっと読みやすくなってませんか。
といったように、3つのポイントを抑えながら文章の無駄を省くことで非常に読みやすく、見やすくなったのではないでしょうか。
なかなか、web上の文章を作るとなるとうまく行間や文字間がとれなかったりするのですが、技術的に。
cssで、フォントファミリーを変更したり、letter-spacingやmarginの調整など。
フォントサイズを変えてジャンプ率を大きくしてみるなど。
まだまだ文章を読みやすく、見やすくする方法はたくさんあります。
そういった方法も紹介していきたいと思います。
それでは、また次回。
次回は、「キャッチコピー」についてです。