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お客様を希望の情報へ到達させる手段を整えよう

皆さんごきげんよう、押川です。
突然の大寒波到来で日本各地で大雪や強風による混乱が起きているみたいですね。
宮崎でも山の方は雪が降ったようです。街中では滅多にみないので、北国にお住まいの方の雪かきなど大変だろうなぁと感じる今日このごろです。
雪かき中の事故などニュースで見ますので、作業される方は十分気をつけて下さい。

さて、本日は表題の通りお客様の情報到達手段について少しお話させていただきます。

基本的にHPを訪れたお客様は、自身に役に立つ情報がないかを確認するために閲覧しています。よって、お客様が望む情報へ簡単にアクセスできる手段を設けていなければ、「このHPは自分の欲しい答えが探しにくい。」と感じてしまい、離脱の可能性を高めてしまいます。
なので、多くのHPにはナビゲーションメニューやサイトマップ、サイト内検索などの項目を設けて、お客様が情報にたどり着きやすくする方法がとられています。

しかし、お客様のためと考えて設置したそれらの項目も、きちんと考えて用意しなければ、逆に使用者の混乱を起こしかねないものです。
では、具体的にどういう点がだめなのか見てみましょう。

■サイトマップの場合■
サイトマップはそのHPの一覧になるものですが、掲載内容が多すぎると大量のリンクの中から目的のものを探しだすのが大変ですね。特に大規模なHPでは全てを載せようとしてしまうと膨大な量になってしまい、逆に使いにくくなります。
かといって、下層のコンテンツを省略しすぎて、今度は最上位付近のリンクしか掲載されないとなってしまうと、ナビゲーションとあまり変わらずなんのためのサイトマップなのか意味がなくなってしまいます。
また、ナビゲーションと分類の分け方や並び順が違うと、お客様の混乱を招きやすいですし、最新の内容がサイトマップに反映されていない、などという事も問題ですね。

■サイト内検索の場合■
サイト内検索は、入力キーワードに対して期待した答えが返ってこないという経験をされた方も多いのではないでしょうか。
大抵はお客様のタイプミスであったり、同義語や異なる表記の単語で検索してしまい、それらに対して結果がともわなないということが多いですね。
たとえ、検索結果にコンテンツが含まれていても上位に表示されなかったり、説明文が不適切だと、お客様に気づいてもらえないなんてことも…。

では、これらの問題を解決するためにはどうすればいいのか、少しご紹介しますね。

●サイトマップ●
そもそもサイトマップの目的は、サイトの階層構造をわかりやすく伝えることです。
奇抜なデザインはいらないので、リストや見出しを使用して、コンテンツのリンクをツリー状に配置し、シンプルで分かりやすい見た目にしましょう。この時、掲載させる階層はだいたい3~4階層目を目安にします。
また、サイトマップ自体へのアクセスも分かりやすい場所に設置しましょう。
お客様が困ったときに目が行きやすい、ヘッダ内に設置したり、コンテンツを読み終えたお客様が次に行きやすいよう、フッタ内への設置が多く見られますね。
また、メンテナンスも忘れずに行いましょう。該当の階層を追加・削除した時は、サイトマップへの反映も行えるよう、作業フローに組込むかCMSを利用して自動更新にしてしまいましょう。

●サイト内検索●
サイト内検索は、検索ボックスが見える形でヘッダの右上に置くのがベストです。何故かと言うと、多くのHPでこの位置に設置されているため、お客様が検索できないかな?と探した時にパッと確認する位置なのです。
また、検索が活用できるように、実際にどんな単語が検索されているのかを調査し、対応する情報があるか確認しましょう。コンテンツが存在する場合は、キーワードを含めて検索結果に反映できるようにしましょう。表記ゆれや類義語の対策用に「Web(うぇぶ)」などと併記しておく方法も一つの手です。
また、頻繁に検索される単語に対し、対応するコンテンツが存在しない場合、ニーズがあるのに情報が無い状況になっています。この場合は、ニーズを満たすコンテンツを追加できないか検討してみるのもいいかもしれません。

いかがでしょうか。ただ項目を準備するだけではなく、より正確にお客様に情報を提供することができるよう、一手間を加えるだけでも、お客様の反応が向上する可能性があります。
一度ご自身のHPの内容を確認して、本当に情報の提供ができているのかを見直すきっかけにしていただければ幸いです。