はじめまして。
6月よりジーニアスウェブの仲間に加わりました、豊田(とよだ)と申します。
横浜生まれでずっと都内での勤務をしていましたが、趣味が高じて海の近くに住んでみたいという長年の夢を叶えるため宮崎に移住をしてきました。
人生初のクルマ通勤、2チャンネルしか放送されていない民放、関東圏では流れていないご当地TVCMとの出会いなど、新たな発見と刺激に囲まれた日々を過ごしております。
機会があればこれからもこちらのブログを通じて自分なりに発見した宮崎の魅力をお伝えしていければと思います。
さて、本日は前職で担当をしていたアプリ・スマホサイトでの運用の基本に関するお話をさせていただきます。
スマホを取り巻く環境の変化
まずアプリ・スマホサイトを運営する際に重要なことの一つにOSの違いがあります。
OSは日本では主に2つ(iOS、Android)のことを連想される方も多く居るかと思いますが、2016年1月時点のマーケットシェアは、以下のようになっています。
・iOS 約50%
・Android OS 約49%
・その他OS(Windowsなど) 約1%
両OSでのシェアが丁度半々くらいとなってきており、Androidがのシェアが非常に伸びてきている状況です。(2014年末までは6割超と圧倒的にiOSユーザーが多い状況でした。)
Androidが伸びている理由としては主に以下のことが関係していると考えられています。
① 以前はAndroid OSと端末がiPhoneに比べて非常に使いづらい印象を持たれており、最近では防水機能、外付けメモリなど各種機能の利便性・使い勝手が格段に上がり、OS・端末自体の差異が無くなってきた。
② 2016年1月以降、端末自体の料金値上げが始まりそれまでタダ同然で入手できたiPhoneが無くなってきて、どうせ同じ値段を払うんだからとAndroidへの乗り換えユーザーの増加。
③ MVNO(格安モバイル通信事業者)から通信料+端末代金などコストパフォーマンスに優れたAndroid端末が登場した為、通信事業者と端末をセットで変更するユーザーの増加。
※個人的には今後、ますますAndroidのシェアが伸びてきそうな気がしています。
以前は、まずアプリ・スマホサイトの制作をする際に圧倒的なシェアを誇っていたiOSに適したデザイン・制作を初め、そちらをベースにAndroidにも流用するといった流れが主流となっていましたが、現在ではアプリ・サイトを制作・サービスを提供する上でどちらのOSにも対応することが必須という考えに変わり、更にサイト・サービスによってはOSにより全く違うタイプのページ・UIなど出し分けをしているケースもあります。
スマホサイト定期チェックの重要性
現在のスマホを取り巻く環境は日を追うごとに多様化(通信事業者、メーカー、OSバージョン、Displayサイズ)が進んできている状況です。
「コンテンツの読み込みが遅い」、「サイト内のフォントやボタンなどのUIが見えづらい」、「特定のスマホで見れない・機能が使えない」、「ページ・画像レイアウトが崩れてしまっている」などはサイトを訪問したユーザーがページを少し見ただけで離脱をしてしまう恐れもある上、そのサイト自体のブランドイメージ自体も著しく損なうことになりますので、運用されているアプリ・サイトが本当に「全てのスマホ・OSユーザーに対して最適化できているか?」、「機能は全て使えているのか?」などを意識してこまめにチェック・メンテナンスしていくこを心掛けていくことがとても重要です。
現在スマートホン向けのアプリ・サイトを運用されている、もしくは今後運用していこうとされている方も、自身のサイト・サービスがスマホユーザーに対してきちんと情報発信・サービスを提供できているかなど改めてご確認いただける機会になれば幸いです。