みなさんこんにちは。
ジーニアスウェブの加藤です。
webサイトを制作する際や、より良いwebサイトにするために改修をかけていく際は、アナリティクスやCRMツールを活用して得られたデータを活用する事が当たり前になっていますが、
集めたデータを自社のマーケティング活動において本当に有効活用出来ているかと問われると、クエスチョンが付く方は多いのではないでしょうか?
企業に取って「良いサイト」とはどういった考えに基づいて制作するべきか?
先日宮崎で行われた研修で改めて考える機会を頂きましたので、本日はその事について触れたいと思います。
データありきか?
お客様の集客をお手伝いさせて頂いている私も、冒頭でお話した様にツールを活用してデータを取ったり、そのデータを元にサイトを分析したりして、HPをより良くして行こうと日々試行錯誤をしています。
その際に普段重視している主な指標を例挙すると、
・サイトの流入数増
・CPAの良化
・コンバージョンの増加
・サイト直帰率の低下
などが挙げられます。
しかし、
データやツールのみに目が行くとこのような問題に少なからずぶつかる局面があります。
→データは集まったがどこから手をつけるべきか?
→どこを主に改善するべきか?
→データが集まったが、HPへの活用の仕方が分からない。
→そもそもデータの見方が分からない。
webの担当者であれば、一度ならずこのようなご経験がおありだと思います。
アナリティクスやMAツールのデータから見えてくる仮説を用いて、HPを制作もしくは改修をする事はもちろん必須ですが、データありきになりますと、
つい上記のような指標に目が行きがちになり、企業側が言いたい事を言うだけの、「自己満足的」で、「一方的なコミュニケーション」に陥るリスクがあります。
そこに気づかずに放置していると、「企業の理想とする顧客像」と「本当の顧客の像」が平行線を辿ったままになってしまいます。
解決策が浮かばず悶々としてしまう状態です。
「企業に取って良いサイト」は「顧客にとって良いサイト」か?
アナリティクス等のツールで集めたデータは、顧客を理解するためのデータの一つであり、結果であると言う事。
この事を念頭に置いた上で、データを上手く活用する必要があります。
言われてみると当たり前な事ですが、ではどの様にすれば良いか?
それはやはり、webサイトを利用するユーザーを軸にして考える事が必要になって来ます。
今回講師の1人としてお招きした清水誠先生が提唱された『コンセプトダイアグラム』では、
ユーザーがHPに訪問する前・訪問した後の各段階で、どのように「考え」・「想い」ながら最終的にどのようになるのかを図解する事で、
必然的にサイト内で「どんなページが必要」で、「どういう事を謳えば良いか」が見えてくると言うものです。
軸は完全に「ユーザー=顧客」に向いています。
「まず顧客を軸にする」。言われてみると当たり前な事かも知れませんが、
私たち企業側からすると、ついwebサイトの「コンバージョンの増加」や、「CPAの良化」等の指標をゴールとして捉えてしまいがちになり、顧客志向の視点が抜け落ちてしまっている節があります。
今回の研修では、こうした「顧客志向」という原点に立ち返る事が良いHPにするための近道であるという事。
この事に改めて深く考えてさせて頂いた機会になりました。
【清水誠先生:コンセプトダイアグラムの講義】
【小川卓先生:Googleアナリティクスを活用した分析・改善の講義】
各先生に講義頂いた内容については今後良いHP作りに活用するべく、現場に落とし込んで行く事になりますので、
その際の事例や具体的な活用方法について追って触れていきたいと思います。
それでは。