2019.03.29 Fri

【問い合わせ・申し込み・購入】反応の取れるサイト・ランディングページの条件〜基本に立ち返ってページの改修をかけたら反応率が2倍になった件

みなさんこんにちは。
ジーニアスウェブの加藤です。

今回は「反応の取れるページの作り方」についてのお話です。

「サイトやランディングページからの問い合わせを増やしたい。」
「ECサイトからの購入件数を増やしたい。」

これらはweb制作における基本的なニーズであり、そこを達成するために様々な施策を凝らして行く事になります。

今回は「基本」に立ち返ってページの改修をかけた結果、電話の問い合わせやフォームからの申し込みが約2倍になった例を元に「反応の取れるページの作り方」をお伝え致します。

反応を取るために最低限必要なコンテンツが掲載されているか?

「KBF(Key Buying Factorの略)」と言うマーケティング用語があります。
顧客が商品やサービスの購買に至った理由や、購入する際に重要視する要因の事です。

各ビジネスモデル毎で異なりますが、今回は来店誘導型ビジネス・オーダービジネスを例に見ていきます。

スゴく簡単に言うと、上記の内容がサイト内やランディングページ上にないとユーザーからの問い合わせや購入をされないと言う事です。
少し乱暴な言い方にですが、逆に掲載していれば問い合わせや購入を得る事ができると言うことになります。

従って、先ずはこのKBFを元に自社のサイトやランディングページに足りていないコンテンツを足して行く事から始めて反応の違いをテストして見るのが良いと思います。
では事例を見てみましょう。

事例:KBFを元に足りないコンテンツを入れたら反応率が3倍に

  • 業種:住宅
  • 目的:イベントの集客
  • 種類:サイト型のランディングページ
  • サイト内のゴール:イベント予約・お問い合わせフォーム、電話タップ

【改修前のページ構造】

こちらのページをKBFに合わせて、対応状況を可視化します。

そうすると現在のページにどのコンテンツが足りないのかが明確になるので、
後はそのコンテンツを追加して行けば良いだけです。

【改修後:KBFを元に必要コンテンツを入れ込んだページ構造】
図の中の赤枠で囲った箇所が、KBFを元に入れ込んだコンテンツになります。

    ■追加コンテンツ

  • お客様の声
  • メディア実績
  • 価格目安
  • 営業時間

結果:最低限必要な要素を入れただけでどれだけ変化があったか?

    ■改修前

  • コンバージョン数:申し込みフォーム1件、電話タップ2件
  • コンバージョン率:0.28%

    ■改修後

  • コンバージョン数:申し込みフォーム2件、電話タップ7件
  • コンバージョン率:0.60%

同じ期間で比較して見ると、改修後は反応の件数が3倍、反応率は約2倍へ改善されました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、「反応の取れるサイトやページ」を作って行くという事をテーマについて、
KBFを元に足りない要素を追加して行く流れを元にお話しました。

・新しく反応重視のサイトやLPを制作する
・反応の取れないLPから反応の取れるLPに改修をかける

など、新規で制作する場合でも、改修をかけるケースでもどちらでも使えるものになります。

KBFは掲載する情報が扱う商材や業種により異なりますが、
共通して言えるのはKBFがユーザーの知りたい情報やニーズであるという点です。

ここを意識すると、こちらから伝えたい情報を掲載するという軸ではなく、
「ユーザーが知りたい情報を掲載する」という基本軸に沿って、自社のサイトやページを見直す事が出来ます。
どこから手を付ければ良いか迷った時、あれこれ考える前に先ずはその基本が適用されているかを見てみてはいかがでしょうか?

WRITERこの記事を書いた人

加藤 太樹

加藤 太樹

MAツールの導入支援やマーケティングのお手伝いをさせて頂いています。

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