みなさん、こんにちは!ジーニアスウェブの大木です。
さて今回は、CV獲得のための見直しにも活用できる「インプレッションシェア」についてご紹介したいと思います。
インプレッションシェアとは?
「広告が表示可能だった合計回数のうち、広告が実際に表示された回数が占める割合のこと」です。重要指標のひとつです。
この数字が大きいほど機会損失が少ないといえます。
例:1000回の広告表示可能回数のうち、800回広告が表示されていた場合のインプレッションシェアは80%
インプレッションシェアには下記の種類があります。
■完全一致のインプレッションシェア
登録されているキーワードと完全に一致する場合における、表示回数のうち実際に広告が表示された回数
■インプレッションシェア損失率(広告ランク)
広告ランクが原因で、本来表示される表示回数のうち広告が表示されなかった割合
■インプレッションシェア損失率(予算)
日予算が原因で、本来表示される表示回数のうち広告が表示されなかった割合
インプレッションシェアの改善方法
1.キャンペーンの予算を上げる
広告の表示回数は予算によって決まるため、予算を引き上げることにより広告の合計表示回数の割合の増加につながります。
設定した1日の予算に達すると広告が表示されなくなりますので、CVが取れているキャンペーンはインプレッション損失、取れるはずだったCVにも影響してしまいます。
2.キーワードの見直し・調整
よりターゲットに近いキーワードだけに縮小したり、マッチタイプの変更を行うことにより無駄な消化を防ぐことができます。
効果の出ていないキーワードを停止するのもひとつの手です。
また、入札単価を引き上げることにより、特定の広告オークションに対して広告が表示される可能性が高まります。
1日の予算が決まっていたり、少ない予算で運用している場合は、この方法で調整してみるのが効果的かもしれません。
3.広告文を追加する
サイトやキーワードに見合った広告文を追加して、サイトやキーワードとのマッチ度を上げると品質スコアが上がり、広告ランクが改善されます。
そして、広告ランクが改善することにより、掲載順位が上がるので広告表示の回数も上昇します。
4.除外キーワードを登録する
インプレッションシェアはターゲットにしていない検索キーワードが含まれている場合でも、表示機会があったと判断されることがあります。
例:ジムの集客の広告で「ジム 東京」で出稿している場合、「ジム 東京 求人」と検索された場合も表示機会としてカウント
→「求人」を除外キーワードとして登録
このような表示されたくない、無駄なキーワードは除外キーワードとして登録することにより、無駄な広告表示を避けることができます。
5.ターゲット地域を減らす
ターゲット地域の絞り込みを行うことにより、インプレッションシェアが高くなることがあります。ただし、地域を狭めて広告の配信を行うことになるのでインプレッション自体が減ってしまうこともあります。
まとめ
インプレッションシェアを活用することにより、コンバージョンの取りこぼしをなくせる可能性があります。
インプレッションシェアの仕組みを理解して、効率的な運用につなげていきたいですね。
それでは!