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顧客ニーズを引き出す親キーワードの集め方と選び方のポイント

こんにちは、仕田です。
まだまだ寒い日が続いているのに、全国的にインフルエンザ警報発令されたりしてるのに、そんな中、もう花粉が飛び始めているのですね。
くしゃみ鼻水鼻づまり、目やら鼻やらノドやら至るところが痒くなる。お薬が手放せない季節に突入です。

花粉症のみなさん、つらい日々が続きますが、ひたすら忍耐です。時期が過ぎるのを待ちましょう。

では、今回もキーワードについてお話しします。

■親キーワードの集め方


・既存アカウントの検索語句(検索クエリー)を集める
もしすでに広告を出していて既存のアカウントがあるのであれば、その既存アカウントから集めるのが一番いいです。実績が出ているものをピックアップできます。
GoogleアドワーズやYahoo!プロモーション広告で広告を出すと、お客さんが実際にどういうキーワードで検索したかを調べることができます。検索語句(検索クエリー)レポートで確認できます。

※お客さんが検索した(検索窓に入力した) キーワー ド をGoogleでは検索語句、Yahoo!では検索クエリーと言います。

・ナレッジコミュニティ、知識検索サービスを使う

顧客分析の際にSNSやコミュニティサイト、またYahoo!知恵袋や教えて!gooといったサービスを利用するんですが、ここで出てきたキーワードから親キーワード候補を集めることができます。みなさんも利用しているのではないでしょうか、Yahoo!知恵袋や教えて!goo 。利用するつもりはなくても何かを検索するとYahoo!知恵や教えて!goo の質問内容が検索結果の上位に表示されて、ついつい読んじゃうということ、ありませんか?私はよくあります(笑) それだけこういったサービスを利用する人が多くいて、その分情報もたくさん集約されているので、ここからかなりのキーワードを集めることが可能です。自分がよく知っている言葉だけじゃなく、こんなのも出てくるんだ、といったようなものも掘り出されることもあるので面白いですよ。

・価格比較サイトで探す

パソコンそろそろ買い換えようかなぁ、とか、最近冷蔵庫の調子が悪いなぁ、なんてときに利用するのではないでしょうか。価格はもちろんのこと、製品スペックや購入者レビュー、購入を悩む人のQ&Aなど、ここでもいろんな親キーワード候補が集められそうです。ただ、こちらのサイトは難しい専門用語もよく出てくるので、実際に親キーワードとして利用できるか、ターゲットをよく考慮した上で拾っていきましょう。

・広告媒体のツールを利用する
Googleアドワーズではキーワードプランナー、Yahoo!プロモーション広告ではキーワードアドバイスツールで調べることができます。

商品(商材)の名前等を入力するとそれに関連するキーワードを提案してくれるツールです。

他にも、「キーワードウォッチャー」や「共起語検索」などのツールがあります。

■親キーワード選びのポイント


①キーワードの「大きさ」
検索される規模が大きければ大きいほど数は見込めるワケですが、あまりにも大きいと本当にその商品(商材)が欲しい人に辿りつかない可能性も高くなり効率が悪くなります。

例えば、中古の62年製ストラトキャスターを売る場合、親キーワードとなりうるものを規模の大きなものから挙げると

「楽器」
「ギター」
「中古ギター」
「中古フェンダーギター」
「中古ストラトキャスター」

「中古ストラト62年製」

以上のようになります。
ピンポイントで 「中古ストラト62年製」と検索してくれる人だけを狙って広告を出すのであれば、もちろん効率よくコンバージョンが取れると思いますが数はそれほど望めません。検索される数が少ないからです。もう少し上の 「中古フェンダーギター」 「中古ストラトキャスター」まで広げると、お客さんになってくれる人が増えてくるのではないでしょうか。でもその分、効率は少し下がります。いろんな型番だったりいろんな年代に製造されたものがあるので選択肢も多くなりますよね。

戦略にもよりますが、欲しいと考えていない人にもアプローチしていくことが大事な場合もありますので、「検索数」と「効率」を意識してキーワードを集めましょう。

②ひらがな、カタカナ、漢字違い、言い間違いなどの表記揺れは別のキーワードとして扱う
例)車、くるま、クルマ
       プリンター、プリンタ
       乾燥機、乾燥器

「車」を登録しておけば「くるま」や「クルマ」で検索しても類似キーワードと判断して広告は表示されるのですが、必ず表示されるという保証はないので考えられるものは全部登録しましょう。

③分類にあまりこだわらない

これは「周辺キーワード」なのか?、「代替キーワード」なのか?、と悩む必要はありません。くまなく親キーワードを探すための分類分けです。漏れなく親キーワードを集まればOK!

④キーワードには「ポジティブ」と「ネガティブ」がある

例えば、「化粧品」の場合だと「美白」などのポジティブなワードもあれば、「シミ」などのネガティブなワードもあります。ネガティブなものがお客さんを呼ぶ場合もあるので、ネガティブだからと安易にはじかないようにしましょう。

⑤お客さんは何が欲しいのかを徹底的に考える

「ダイエット器具」であれば、それを使ったあとのスリムになった自分であったり、そのスリムな体で出かける何かのイベントごとが目的だったり。本当に欲しいものは何か、本当の目的は何かを考えるとキーワードの幅が広がります。

以上のような点を考慮して親キーワードを選んでみましょう。

■最後に


広告を出す上で大切なのはお客さんが本当に求めているものは何か、ニーズを見極めることだと思います。そこを意識して、今回ご紹介した親キーワードの集め方や選び方のポイントを参考にしてみてください。