こんにちは。
ジーニアスウェブの近藤です。
こっそりディレクターをしています。
あまり今までディレクターらしい記事を書いていなかったので、書いてみようと思います。(笑)
このような方にぜひ読んでいただきたいです。
- ディレクターを目指している人
- ディレクターをしているけど、なぜか虚しさを感じる人
- 自社サイトを担当してもらっている外部のディレクターがなんだか頼りなく思える人
ぜひ一度ご自身の置かれている状況と、照らし合わせて見てください。
目次/このページでわかること
そもそもディレクターってなに?
WEB業界におけるディレクターとは、簡単にいうとクライアントと制作者の『架け橋』です。
私はWEB業界におけるディレクターは2種類のタイプがいると考えています。
- 案件をコントロールできるディレクター
- 伝書鳩ディレクター
なにが違うのでしょうか?
文字だけでも伝わっているかもしれませんね。
ほかにもいーっぱいお仕事はありますが、今回はあえて割愛させていただきます。
案件をコントロールできるディレクターとは?
文字通り、案件の核をしっかりと掴み、クライアント、制作者の間に立ち、案件自体をコントロールし、目標とするゴールを目指して進める人です。
このタイプのディレクターは、自然と提案ができます。
なにが大切なのか。
これはすべきだけど、これはしないほうがいい。
など、ちゃんと交通整理ができるディレクターです。
伝書鳩ディレクターとは?
こちらも文字通り、クライアントと制作者の間に立ち、伝書鳩のようにクライアントの意向を制作者に伝えます。
このタイプのディレクターは、基本的には受け身型です。
クライアントの要望をそのまま実現しようとします。
クライアントの要望を優先させるが故に、制作者にとっては苦労させられる存在でもあります。
たまに、公開直前に案件がひっくり返るようなことが起こったりもします。
伝書鳩ディレクターは、ディレクターになりたての人に多くみかけます。
ディレクター歴が長くても、伝書鳩ディレクターの人は大勢います。
2つのタイプのディレクターはなにが違う?
簡単にいうと「誰をみているのか」が違います。
案件をコントロールできるディレクターは「お客様」
伝書鳩ディレクターは「クライアント」
を見ています。
「お客様」とは
クライアントの先にいる『エンドユーザー』です。
案件をコントロールできるディレクターは、クライアントと同じ立場で「エンドユーザーであるお客様」をみています。しかし、クライアントとは違う、第三者の目線を持っています。これは実はすごい強みになります。物事を俯瞰してみることができるので、クライアントが気づかないことに気づきます。
なので、提案ができます。
いかがですか?
どちらのディレクターになりたいですか?
自分はどちらのディレクターだと思いますか?
どちらのディレクターに仕事を頼みたいでしょうか?
一度振り返って考えてみてください。
「伝書鳩ディレクター」を卒業するには?
初めはみんな伝書鳩ディレクターです。
それでいいんです。
しかし、ずっとそのままではダメですよね。
ぜひ、自分を奮い立たせて、伝書鳩ディレクターを卒業してください。
伝書鳩ディレクターを卒業するために大切なのは『目線』です。
『誰を見るか』で、どちらのディレクターになれるかが決まってきます。
もし、あなたが今、ディレクターを仕事としている(目指している)のであれば、伝えたいことはただ一つ。
あなたの本当のお客様は、クライアントではなく、
クライアントの先にいる『お客様(エンドユーザー)』です。
ここさえブレずに軸として持っていれば、おのずとすべきことは見えてきます。
あとは知識と経験。
これはぶっちゃけ、自助努力です(笑)
WEB業界は進化が早いので、追いつくだけで必死になりますが、昔から続く技術や考え方でもいいものがいっぱいあります。
新しい技術も、昔から続く考え方もいっぱい取り入れてどんどん自分のもにしていきましょう。