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【初心者向け】パンくずリストとは?


こんにちは。ジーニアスウェブの山田です。

ディレクションをしていると「パンくずって何ですか?」とお客様に聞かれることがあります。
制作会社で当たり前に使っている言葉でも、世間一般ではどういう意味かわからないことも多々あるなと改めて思いました。
そんなことから始まった【初心者向け】シリーズ。
3回目の今回は、パンくずリストについてをご紹介します。

 

今までの初心者向け記事はこちらです。
・【初心者向け】metaタグとは?
・【初心者向け】titleタグとは?

パンくずリストとは?


パンくずリストとは、訪問者が今サイトのどこにいるのかを伝える階層順のリストのことです。
大きなサイト内では特に、訪問者が自分の現在位置を見失わないように、ナビゲーションを助けるために使われます。
パンくずという名前は、童話「ヘンデルとグレーテル」の主人公たちが森で迷子にならないように、通り道にパンくずを置いたというエピソードに由来しています。

下図はジーニアスウェブの例ですが、今見ているページは「お知らせ」のカテゴリの「一般事業主行動計画」のページにいるということを示しています。

設置の意図


パンくずリストの設置には2つの意図があります。
1つ目はユーザーが迷いにくくなるため、2つ目はSEO効果が期待できるためです。

・ユーザーが迷いにくくなる
先ほども軽く説明しましたが、パンくずがあると、カテゴリーの構造が明確になるので「今どこにいるのか」がすぐに分かります。
さらに前の階層のテキストはリンクになっているため、サイトを巡回しやすくなります。

・SEO効果が期待できる
サイトを分かりやすいカテゴリ構造にし、正しいパンくずリストを作れば、SEO上の効果が期待できます。
というのも、パンくずリストの文字として、キーワードを入れることができるからです。

例えば、下図のような旅行のサイトがあると仮定します。
左下の「北海道」のページのパンくずリストは「TOP > 国内旅行 > 北海道」となっています。

ここでは、パンくずリストに「国内旅行」という文字が含まれています。
これにより「国内旅行」というキーワードをSEO強化しやすくなります。
また、検索エンジンがサイトを巡回(クロール)する際に、サイト構造を把握しやすくなるという効果も期待できます。

作る際に心がける3つのこと


パンくずリストを作成する時には、

・サイトのカテゴリ構成を明確にする
・カテゴリにSEOキーワードが含まれるように設計する
・基本的に全てのページに設定する

を心がけてください。
パンくずリストをちゃんと考えることで、訪問者にとっても制作側にとっても見やすい・使いやすいサイトになります。

ただし、「全てのページに設定」と言いましたが、トップページやランディングページなど、階層構造を伝える必要がないページには不要です。

おわりに


いかがでしたでしょうか。
パンくずリストを設置するメリットなどがわかったかと思います。
サイトによって、パンくずリストの形が矢印だったりフローチャート風であったりと様々なので、色々なサイトで見比べてみるのも楽しいかもしれませんね。