こんにちは、ジーニアスウェブの横山です。
ホームページのリニューアルについて、多くの相談をいただいています。
中には、「ホームページのリニューアルをしたが大失敗したのでもう一度作り直したい」というような相談もあります。
ホームページのリニューアルは、多くのコストと時間、労力がかかります。
特に中小企業にとっては、失敗したときのリスクはとても大きく、何百万円のロスに繋がりかねません。
私がこれまで見てきた中で、失敗しているケースをいくつかご紹介します。
目次/このページでわかること
ケース1) 費用だけで発注先を選んでしまった
一番よくあるケースがこれでしょう。
安い見積にはそれなりの理由があります。
特にリニューアルの制作費用で安くなる場合は、以下の2通りがほとんどです。
- テンプレートなどを使用する
- フリーランスなど制作者に発注する
1の場合、出来上がってみたら思ったものと違ったというケースが多く、
また、できるだけ工数を抑えて制作しようとするので、戦略などの部分は軽視されたホームページになってしまいます。
2の場合も、たしかに安いですが、個人のフリーランスなどに依頼した場合、よっぽどいい人でない限り、いいホームページは上がってこないかもしれません。
なぜならフリーランスの場合だと、リソースが限られているため、
戦略策定し、デザインもコンテンツも一新し、何十ページも作るのが現実的に難しくなります。
費用だけで判断せず、提案内容はしっかりしているか?リソースは十分にあるか?実績はあるか?
このあたりを総合的に判断すると良いでしょう。
ケース2) ある程度反応が出ているのに見た目だけ重視してリニューアルをし、反応がむしろ下がった
「リニューアルをして反応が下がったので元に戻したい」
このような相談もいただくケースがあります。
このようなケースで大体共通しているのは、反応率(コンバージョン率)は決して悪くないのに、なんとなくでリニューアルしてしまったということが多いです。
リニューアル=必ず良くなる という保証は一切ありません。
特に反応がある程度出ている場合は、リニューアルではなく、現行サイトを部分的に改修していく方法もあります。
現状の問題点は何か?その問題点をどのように変えればいいか?これらが明確になっていないままリニューアルを行うと高確率で失敗します。
ケース3) ホームページのリニューアルの目的を曖昧にした状態で発注した
「サイトが古いのでデザインを変えたい」など、リニューアルの目的が曖昧なケースも見れられます。
「新規客は増やしたいけど、広告やSEOはやりたくない」など、矛盾した依頼をしてしまうケースもあります。
目的が定まらないと、やるべきことが明確にはなりません。
逆にいうと、目的が定まると、やるべきことが明確になり、ホームページのリニューアル以外の施策や、リニューアルをしない選択肢なども出てきます。
当社では、目的が定まらないケースだと、無理にリニューアルをしようとはしませんし、
目的を定めるところからはじめます。
目的が定まっていないままリニューアルを行うと、コスト・労力がすべて無駄になります。
ケース4) ホームページ制作会社に丸投げをした
ホームページ制作会社は、ホームページを作ることに関してはもちろんプロですが、
その業種のプロではありません。
特に、ホームページで集客がしたいなどいった場合は、丸投げをせずに、
自社の特徴や強み、他社との違い、思いなどをしっかりとホームページ制作会社に伝えることもとても重要なことなのです。
いいホームページを作りたい場合は、制作会社と発注側の二人三脚でプロジェクトを進めることをおすすめします。
私が見ている限り、ホームページでうまくいっていることろは、大抵そうです。
ケース5) ホームページ制作会社の言うことは聞かずに発注側の好き嫌いなどでデザインを変えてしまった
これは、ケース4と真逆のパターンですね。
ケース4とは逆で、発注側はホームページづくりのプロではない人が多いと思います。
あれもやりたい、これもやりたいとなりがちですが、
口の出しすぎも要注意です。
特に、好き嫌いなどでデザインを発注側が決めてしまうときは要注意です。
どんなデザインにするかは、ホームページを見る対象者で決定するべきで、企業側の趣向で判断してはいけません。
ホームページづくりをしていく上で、いろんな意見が出ると思いますが、
制作会社の意見や提案もしっかり聞いて判断するべきしょう。
また、逆にホームページ制作会社から、
「それはやめたほうがいいですよ」「その方法ではなくて別の方法がありますよ」
などどしっかり言ってくれる場合は、信頼してい良い会社です。
制作会社が言いなりになりすぎてる場合は逆に注意が必要です。
いかがでしたでしょうか?
ホームページのリニューアルは一企業にとっては重大プロジェクトです。
上記の通り、失敗してしまうケースもあります。
ホームページを戦略ツールとして活用するためには、
なんとなくで発注したり、価格のみで決めたりしないように慎重に判断をしていただければ幸いです。