どーも香川です。
以前から進めていたお話ですが、宮崎オフィスが遂に開設します。
私は立ち上げメンバーとして、現地へ赴きます。
10月になりますが、また現地リポートなどさせていただきますね。
さて、今回のテーマは”WordPressの弱点”についてです。
CMSの話題は、これまでによく取り上げてきました。
前回も、今後のCMSについてお話させていただきました。
今回は少し見方を変えて、WordPressの弱点について具体的にお話ししたいと思います。
あくまでもアンチではありませんし、言わずもがな、WordPressは最強です。
しかし、「最強にも弱点はある」ということ、「その弱点が致命的だ」ということを知っておかなければなりません。
弱点としては、大きく分けて二つの項目が挙げられます。
まずは、何と言ってもセキュリティの弱さではないでしょうか。
弱点その①セキュリティの弱さ
WordPressは世界トップシェア、つまるところ事実上の業界標準になります。
しかし、その有名さゆえに、「脆弱性対応に手を抜けない」という問題があります。
そうです。ウィルスやクラッカーに狙われ続けているんですね。
それも、無作為に狙われてしまうという実例がある訳ですから、他人事とは言えませんよね。
その最たる原因として、豊富なプラグインやテーマに問題があります。
便利なプラグインやテーマは豊富に存在する訳ですが、必ずしも安全かどうかは補償されていません。
動作については、開発側では感知せず、全てプラグインを選択した業者側の動作保証となってしまいます。
乗っ取りやなりすましはもちろん、サイトの停止や誤送信などあらゆる問題が浮上しています。
これは、致命的なデメリットと言ってよいでしょう。
関連した内容として、バックアップやアップデート問題につながります。
弱点その②バックアップ、アップデートの不備
WordPressは、サーバー上に設置するシステムである為、エラーがあった場合に「データが丸ごと消えてしまうという恐れ」があります。
これは、「デフォルトのバックアップ機能がない」ことが原因です。
もちろん、プラグインの導入によりこの問題は防げます。
しかし、プラグインをアップデートする際にはどうなるのでしょうか。
…そうです。
このアップデートがまた厄介な問題となるのです。
アップデートには「各プラグインごとのアップデート」、「WordPress本体のアップデート」に分類することができます。
各プラグインごとの場合は、プラグインごとに順次アップデート→アップデートが正常に行われたことを確認→プラグインの再開(有効化)という作業を行わなければなりません。
本体アップデートの場合であれば、アップデート前に、プラグインの一時停止→バックアップ→アップデートが正常に行われたことを確認→プラグインの再開(有効化)という作業を行わなければなりません。
作業コストの問題もそうですが、アップデート時に「プラグインがうまく動作しない」といった問題が度々起こってしまいます。
WordPressの管理には、重大なエネルギーを消費するということになります。
まとめ
WordPressには、致命的なデメリットがあるということを知っていただけたでしょうか。
何よりオープンソースであるため、利用者側の責任使用になってしまいます。
これらの問題対策に翻弄されているという現状があるのです。
ブログ単位の導入は良いでしょう。
しかし、サイト全体の構築となった場合は、他のCMSも検討しても良いかもしれません。
ご興味のある方は、こちらの記事もご覧ください。
ひとまず、「WordPressはバックアップとアップデート、セキュリティ対策を怠らない」と覚えてください。
それでは。