複数の事業形態をもち、高度に多角化を目指す企業では、事業ドメインよりも、さらに上の概念である「ドメインの定義」が必要となります。
これはさらに抽象度が上がるので、全社的なドメインを定義するには、とても難しい部分があります。
最低限の5つのチェック・ポイントがあるので、この点を注意したい。
(参考文献 わかりやすいマーケティング戦略 著:沼上乾 P259-P265)
●機能的表現
→モノ・技術に基づいた表現ではなく、機能(サービス、あるいは得られる効果)に焦点を当てる
●緻密性
→できるだけ抽象的な表現になることを避け、横道にそれないよう、一定の緻密さを保つこと
●時間展開
→短期的ではなく、長期的な展望を描けるような時間の流れを考慮すること
●資源配分の焦点
→資源配分のメリハリがはっきりしていること
●ドメイン・コンセンサスと夢
→社内、そして社外のも受け入れられ、イメージをしやすいかどうか。また、社内のやるき・モチベーションに繋がるかどうか
以上の5つの注意点から、ブレていないこと最適と言われています。