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ダイレクトマーケティングの基本

こんにちは、岩本です。

もうすぐ父の日ですが、何をあげようかな~とまだ考え中です。

ありきたりなものではなく、父の好きなものにしたいな~と思うのですが、難しいですね。

 

さて、皆さまも「他の人と同じじゃないものが欲しい」と思われることはあると思います。

そこで今回は「ダイレクトマーケティング」についてです。

ダイレクトマーケティングとは


ダイレクトマーケティングは1967年にレスター・ワンダーマン氏が提唱したもので、簡単に言うと、「不特定多数にアプローチするのではなく、狙ったお客さんにダイレクトにアプローチする」という、マスマーケティングとは対極にあるマーケティング手法です。

 

つまり、「石焼いも~」と誰にともなく多くの人に聞こえるようにスピーカーで流すのではなく、

「セレブ街のギャッツビーさんには一本一万円の皇室御用達芋」

「ViVi町のモデルのデイジーさんには食物繊維200%のダイエット芋」

「アメリカ中西部のニックさんは芋が嫌いなので栗」

など、ニーズに合わせてひとりひとりに直接はたらきかける手法であり、今日の1to1マーケティングの原型ともなっています。

 

このダイレクトマーケティングの背景にあるのは、まぎれもなくニーズの多様化です。

お客さまが「他の人と同じもの」で満足する時代はもう終わり、市場にモノが余るようになった今、十人十色の売り方をしなければモノが売れなくなったということです。

 

従来のダイレクトマーケティングの主流は、カタログ通販、テレビ通販、テレマーケティングなどでしたが、今日ではウェブサイト、ウェブ広告、Eメール、データベースなどが加わるようになり、統合的なマーケティングとして成長しています。

ダイレクトマーケティングの基本要素


さて、ダイレクトマーケティングは、プロダクト(Product),オファー(Offer), フルフィルメント(Fulfillment),コミュニケーション(Communication)の4つの基本要素から成っています。

となります。

 

この4つのなかで一番重要なのが、ずばり④コミュニケーションです。ダイレクトマーケティングでは、お客様のニーズを探りつつ、そのお客さまに合った解決策を提示することが求められます。そのため、お客様の声を聞き、双方向的にコミュニケーションを行っていくなかで、プロダクト、オファー、フルフィルメントをお客様に合わせて変えていくのです。

以上、ダイレクトマーケティングの基本についてお話しました。50年も前にその産声をあげていたダイレクトマーケティングですが、マスマーケティングが崩壊しかけていると言われる昨今、「ひとりひとりのニーズ」に合わせるダイレクトマーケティングの考えは、これからの時代には必須といえるでしょう。