皆さん、こんにちは。豊田です。
久しぶりの投稿になります。こちら宮崎でも年が明けてから、全国的な寒波の影響で朝はクルマのフロントガラスが凍った状態というとても年末の暖かさからは考えられない寒さに驚愕しています。皆さんも寒さにやられないようにお身体には十分気をつけてくださいね。
さて、本日はSEO(検索エンジン最適化)周りでの話題についてお話をさせて頂ければと思います。
Googleはユーザーが見たいコンテンツを表示する前にページを覆い尽くすような「不快な広告」を排除しようとする動きを以前から見せていましたが、2017年1月10日から、該当する広告を表示しているモバイルページは、Googleの検索結果で上位に来なくなるというペナルティが課されるようになりました。
※Google のモバイルサイトについての発表はコチラの記事をご覧ください。
https://webmasters.googleblog.com/2016/08/helping-users-easily-access-content-on.html
■Googleが開始をしたペナルティとは?
現在、ほとんどのインターネット検索で使われているGoogleの検索エンジンは創業者の一人であるラリー・ページの「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである。」という理念の元で設計されている検索エンジンとなります。当然ユーザーの意図と違う、不利益になるような検索結果やページを表示しないようにするように以前からアップデートなど繰り返してきています。今回のペナルティ対象となるのはスマートフォンでウェブページをタップした際に、「広告がページ全面を覆い尽くしているようなページ」となります。
ペナルティが課せられるのはGoogleが「問題のある遷移」と呼ぶ種類の広告のことで、リンクをタップした直後や、スクロールしていくとコンテンツが見えなくなるポップアップ広告や、ユーザーが却下しないと希望のページに遷移できない「インターステイシャル広告」、ページ上で全面を覆い尽くす「インターステイシャル広告」などとなります。簡単に言えば、ユーザーが見たいページを隠して広告を表示したり、強制的に広告を操作させたりすると、Googleからペナルティを受ける可能性があるということです。
■影響を受ける広告表示の種類
どのような広告表示だとペナルティを受けるかというと、「ページ表示した際にページ上に表示させるような広告表示」や「ページ全面に広告が表示されている」場合となります。皆さんもモバイルページなどを表示させた際に一度はこのようないきなりコンテンツを見ることができないようなページに出会ったことが一度はあるかと思います。
Googleは公式的にはサイト全体のユーザビリティを損なわないような「小さい」ポップアップ広告であればペナルティは受けないとしていますが、サイズは特定しておらず、どれくらいのサイズであれば「小さい」に該当するのかは判明していないようです。また、すべての上記のようなポップアップ広告が該当するのではなく、必要に応じてCookieの取得同意を求める広告では無いポップアップや(例えば最近話題のブラウザプッシュなどの許可などの表示)、コンテンツ表示前に年齢確認(年齢確認が必要なサイト)を行うインターステイシャルなどはペナルティの対象外とされています。
なお、このペナルティはモバイルページのみに適用ということで、現在のところデスクトップページには影響しません。また、モバイルページでペナルティが適用されるのは、Google検索から移動したページのみで、リンク先のページ内にある別のリンク先で表示される広告は適用されないとのこと。ウェブサイトを運営するにあたって広告を利用している人は少なからずいますが、強制的に見せられる広告はユーザーエクスペリエンス(使いやすさなど)を低下させてしまうため、Googleは今後も「不快な広告」に対して強い姿勢をとっていくものと見られます。
■まとめ
2017年はMFI(モバイルファーストインデックス)の展開も控えており、ここ数年はGoogleが「望ましいモバイルサイトのあり方」を模索しているようです。基本的にGoogleはユーザーの利益を重視した検索結果順位を出せるようにしていますので、コンテンツがしっかりしてユーザーにとって使い易くフレンドリーなサイトであれば検索結果に反映されるようにはしていますのでもし、この機会に作成・運営しているサイトがユーザーにとって「有益な情報が掲載されているか?」「使い易く作られているのか?」などを消費者の視点に立って今一度確認して見ても良いかも知れません。
それでは。