皆さん、こんにちは。豊田です。
宮崎でも夜はイルミネーションが街を彩り初め、すっかりクリスマスのムードが漂い初めています。
唯、こちらのイルミネーションはクリスマスツリーでは無く、県のシンボルである「フェニックス」や「ソテツ」に飾り付けてあったりしてまして、南国宮崎ならではのユニークな飾り付けになっています。
さて、本日は先月のGoogleが発表したMFI(モバイル・ファースト・インデックス)に関連した、モバイルファーストのお話をさせて頂ければと思います。
※Google のMFIについての発表はコチラの記事をご覧ください。
https://webmaster-ja.googleblog.com/2016/11/mobile-first-indexing.html
■モバイルファーストとは?
数年前から耳にすることが多くなった言葉かと思いますが、急速に普及したスマートフォンやタブレット端末でのWebサイトアクセスがここ数年で急増したことを背景に、広く使われるようになった言葉です。現在ではWebサイトを開発・制作したり、あるいは運営していくうえでは欠かすことのできない考え方と言われています。
モバイルファーストとは、スマートフォンやタブレット端末向けのWebサイトやソフトウェアを、PC向けなどよりも優先的に、あるいは同時に公開するという考え方のことです。特にWebサイトのデザインを作成する上では以前ではPCのデザインをベースにしてスマートフォン・タブレット向けのデザインを考えることが主流でしたが、最近では、まずスマートフォン・タブレットでのデザイン・仕様を考えそこからPC向けのものを考えるという流れになってきています。
■モバイルファーストが注目される理由
ひと昔前は、スマートフォンのユーザー数も多くなかった為、それほど携帯端末向けのWebサイトに注力せず、「PC版のおまけ」程度として考えられることが一般的でした。ガラケー時代はWebサイトもPC向け、ガラケー向けと分けてサイトを作成・運用している会社さんがほとんどだっと思います。
それが今ではジャンルによってはユーザー数・売上自体も逆転し、飲食店の検索や飛行機チケット、ホテルの予約をスマートフォンで済ませるほうが早いし自由度が高いと感じている人も多くなってきていると思います。
このようにスマートフォン・タブレット端末の普及でユーザーのニーズが変化していることから、このモバイルファーストの考え方がWeb作成を行う上で浸透してきたのです。
また、今回のGoogleからのMFI発表によりモバイルファーストの考え方が更に注目されてきています。今後サイトの運用・作成をする上で、スマホからの表示・操作感・検索結果も考慮しなければならなくなってきているのでモバイルファーストという考え方が更に加速をしていくことが予想されています。
■モバイルファースト=RWD(レスポンシブウェブデザイン)導入は有効な手段
モバイルファーストということで最近では自動的に表示画面を整えてくれるRWD(レスポンシブウェブデザイン)の採用をするサイトが増えてきており、ジーニアスウェブでもサイトリニューアルなどの際にはほとんどのお客様がこのRWD(レスポンシブデザイン)の採用をされています。
理由としてはPC向けのWebページを再度モバイルサイト向けに作り直して運用していくとなると、PCサイト、モバイルサイト2つの作成・運用となってしまう為、単純に倍の時間と労力がかかります。また、再度WebサイトをPC向け、スマホ向けで構築する手間が省けるため、モバイルファーストを実現するうえでは重要な手段の一つとなっているからです。
もちろん、この手段にはメリット(一つのサイト運用を考えれば良いため運用が楽など)とデメリット(基本的にはページ幅を可変にして見た目を変えるためデザイン的な自由度が少ないなど)があります。そのうえサービス・業種によっては全サービス・コンテンツをスマホ仕様として見せなくても良い場合もあります(例:PCからのアクセスのみに対応しているFlashコンテンツやPDFファイルなど大画面で表示させないとあまり意味が無いコンテンツなど)ので、そういったことを十分考慮してうえでRWD(レスポンシブウェブデザイン)の採用を良いのかそれともPC・SPを分けたままのサイトして存在させるのかを判断して頂ければと思います。もちろん、スマホ向けの検索結果を考慮した場合はPC同様のコンテンツをSPサイトでも存在をさせて置いた方が良いとは考えられていますので、今後の運用や制作を考えるとRWD(レスポンシブウェブデザイン)を採用することは今後の急なGoogleの発表を考慮しても有効な手段であるとは言えます。
■まとめ
本日はモバイルファーストについてお話をさせて頂きましたが、如何でしたでしょうか?
今後スマホ専用の検索が開始されることもあり、ますます、スマホからの検索を意識したサイト作り・運用の必要性が出てきています。それを実現する上で、このスマホファーストを念頭に置いて頂ければと思います。
それでは。