こんばんわ。香川です。
今回のテーマは”A/Bテストの成功事例・失敗事例”についてです。
とあるクライアント企業のLP(ランディングページ)改善についてお話ししたいと思います。
こちらのサイトでは、競合との差別化の為、A/Bテストを頻繁に実施していました。
分析においても、実数(売上に直結する数字)を日々追っていました。
そんな中、明らかに数字が落ちている状況(一時的なものではない)を危惧し、ページ改善を進めることになりました。
どの部分で改善、テストが必要か、打ち合わせすることになりました。
こちらのサイトでは、日頃から小さな変化をつけ、テスト→分析作業は繰り返していました。
しかし、打ち合わせの結果、思い切ってファーストビューを全部変えてしまおうということになりました。
私も制作に参加したのですが、今回は細かい変更ではなく、ガラッと一新したパターンと言えます。
さて、本題に入る前にファーストビューをおさらいしておきましょう。
ファーストビューとは、人間でいうところの顔、しかも車の窓越しに見る顔と思っていいかもしれません。
さらには、2度と会わないかもしれない人の第一印象と置き換えてしまっても良いでしょう。
それほどまでに、ファーストビューは最重要かつ、テストしやすい場所だと認識しています。
ファーストビューに関する記事は、これまでにも複数書いてきましたので、ご参考にどうぞ。
求人サイトに成果のあったファーストビューの改善について
ファーストビューの考え方【誰に】
ファーストビューの考え方
そんな最重要ポイントであるファーストビューをどのように改善したのか?
今回改善したポイントは下記になります。
・キャッチコピーをお客様(ユーザー)目線に変更
・具体的な数字を織り交ぜた実績を表記
・悩み・不満→解決・裏付け の表記
・写真を複数パターン用意
・お問い合わせボタンなどのレスポンスデバイスを設置
以上です。
これらがファーストビュー(初見)でわかるように制作しました。
もちろんデザイン力も問われるサイトなので、細心の注意を払いました。
具体的な写真をご用意できない点は申し訳ございません。
イメージしてくださいね。
さて、結果はどうだったのでしょうか…
数字的に言うとコンバージョン率は、0.51%→4.95%に!
これは、驚異的な数字と言ってよいと思います。
大成功のテストとなりました。
しかし、テストはそれだけで終わりませんでした。
背景画像に夜の写真を使用していたのですが、昼バージョンを試してみようということになりました。
結果はというと…
以外にも伸びなかったのです。
むしろ、こちらは失敗例のテストと言えますね。
「背景画像を変えるだけでこんなにも差が出る」ということがわかりました。
仮説としては、おそらく、夜の画像の方が見た目もよく、信頼感にもつながったのかもしれません。
デザインも大いに影響を及ぼすということがわかりました。
これはテストしてみたからこそわかる結果です。
このように、テストとは全てが良い結果を生むとは限りません。
しかし、だからこそ予測や仮説を立てることが可能になるのです。
テストをすることで失敗を学び、成功を勝ち取ることができるのです。
こちらの記事も良かったらどうぞ。
来る日も来る日もテストせよ
明日は何のテストをしましょうか。
それでは。