みなさん、こんにちわ。
本日は、youtubeやGoogleディスプレイネットワークに配信可能な、「TrueView動画広告」について、ご紹介させていただきます。
動画共有サイトYoutubeの日本国内の利用率
Youtubeは、日本においても1番利用率の高い動画共有サイトであり、ひとつの動画をあらゆるデバイス(テレビ・PC・タブレット・モバイル)のプロモーションに利用することが可能です。
ソーシャルメディアサービスの利用率(全体)から、Youtubeの利用率を見たところ66.7%と他のメディアに比べて高い傾向にあることが分かります。
Youtubeは、アカウントを持たないユーザーでも利用できるため利用に障壁がなく、また、調べものをするような場面でも、Googleの検索結果画面に表示される、など生活の中に溶け込みやすいという特徴があるのも、利用者が増えている要因として考えられると思います。
また、上グラフ各ソーシャルメディアサービスの利用率(全体)世代別の傾向を見てみると、10~40代までの年齢層では、平均8割を超える人が利用していることが分かります。50代で54.1%、60代になると23.3%まで下がりますが、他メディアと比較すると利用率は一番高くなっています。幅広い層にリーチするポテンシャルを持った媒体だと言って良いでしょう。
参考:平成28年8月「平成 27年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
http://www.soumu.go.jp/iicp/chousakenkyu/data/research/survey/telecom/2016/02_160825mediariyou_houkokusho.pdf
TrueView動画広告の掲載面・料金発生の仕組み
TrueView動画広告には、現在の時点で3種類のフォーマットが存在し、それぞれの種類によって広告の掲載面や、料金が発生する仕組みが異なります。
・インストリーム広告(旧インディスプレイ広告)
Youtube動画の再生ページや、Googleディスプレイネットワーク(ウェブサイト上に埋め込まれたyoutube動画)にて、ユーザーが視聴する動画の冒頭に表示され、5秒経過するとスキップボタンが表示されます。動画広告の尺の制限はありません。
料金が発生するのは、広告が30秒視聴されるか(30秒未満の広告は最後まで)、または下記のようなクリッカブルエリアと呼ばれる場所をクリックされたタイミングになります。
□PC
□SP
参考:https://goo.gl/LFl44X
・バンパー広告(インストリーム広告)
6秒以下の広告を「スキップ不可」で配信します。認知度を高めることを目的とする短い動画広告フォーマットです。YoutubeとGoogleディスプレイネットワーク上の動画配信サイトやアプリにて、動画の再生前・再生中・再生後に配信されます。
インプレッション単価(CPM)制を使用しており、広告が 1,000 回表示されるごとに料金が発生します。
・ディスカバリー広告
Youtubeのトップページ、検索結果、動画再生ページ、チャンネル、Googleディスプレイネットワーク(プレースメント)に表示されます。 広告は、動画のサムネイル画像とテキストから成り、 動画は、YouTube の動画再生ページまたはチャンネル ページで再生されます。 インストリーム同様、動画広告の尺の制限はありません。
動画広告(タイトルやサムネイル等)をクリックされると、料金が発生します。
True View動画広告で使用できる動画
広告に使用できる動画は、Youtubeにアップロードされている動画になります。プライバシー設定を「公開」または、「限定公開」に設定しておくことで、GoogleAdwords上のキャンペーン設定から、アップロード済の動画URLを配信対象の動画として指定出来ます。
動画広告で利用できるターゲティング
Googleのディスプレイ広告で可能なターゲティングのほかに、YoutubeアカウントとAdwordsアカウントをリンクさせることで、動画リマーケティングリストを使用出来るなど、かなり柔軟な設定が可能です。
ユーザー属性 | 広告を表示したいユーザー層の年齢や性別、子供の有無、世帯収入 |
興味 / 関心 アフィニティ カテゴリ | 関連するトピックにすでに強い関心を持っているユーザーに動画広告を表示して、ブランドの認知度を高めたり購入を促すことができます。 |
興味 / 関心 カスタムアフィニティ カテゴリ | ブランドに合わせてよりターゲットを絞ったアフィニティ カテゴリを作成できます。たとえばランニング シューズを販売している企業が「スポーツファン」ではなく、「熱心なマラソン愛好者」に広告を表示したい場合などに、カスタム アフィニティ カテゴリを作成します。 |
動画リマーケティング | 動画、TrueView 広告、YouTube チャンネルの操作履歴に基づいて特定のユーザーに広告を表示できます。すでに YouTube アカウントを AdWords アカウントにリンクしている場合は、動画リマーケティング リストが自動的に作成されます。
※ 動画リマーケティングリスト – チャンネルの動画を再生 |
プレースメント | 特定のチャンネル、動画、アプリ、ウェブサイトや、ウェブサイト内のプレースメントをターゲットに指定できます。
プレースメントの例 |
トピック | YouTube とディスプレイ ネットワーク上の特定のトピックを動画広告のターゲットに指定できます。指定したトピックに関連するさまざまな動画、チャネル、ウェブサイトに広告を表示することができます。たとえば、「自動車」トピックをターゲットに指定すると、自動車に関する動画を視聴しているユーザーに広告が表示されます。 |
キーワード | 動画広告のフォーマットに応じて、YouTube 動画、YouTube チャンネル、ユーザーが関心を持っているウェブサイトの種類に関連する単語やフレーズ(キーワード)に基づいて動画広告を表示できます。 |
参考:https://support.google.com/adwords/answer/2454017?hl=ja
まとめ
いかがでしたでしょうか?
TrueView動画広告をプロモーションの一つとして採用するメリットは、精緻なターゲティングを行ったうえで、幅広い年代のユーザーにリーチ出来る点だと言えます。多くのクライアント様は、ロイヤリティの高いお客様の傾向を把握されています。データを分析した上で、自社の商品やサービスと相性が良い特定のユーザーに向けて訴求する方法として取り入れていただくことで、より実験的な取り組みが出来るかと思います。それでは。