ジーニアスウェブの三輪(みわ)です。
最近、ランニングが日課なのですが、家の体重計の調子がおかしいのではないかと疑いたいくらい、体重の変化が見られません。ランニングの効果はないのでしょうか・・・。
前回のブログ記事にて、計画的な広告運用を行うためにCPA(顧客獲得単価)を意識することの重要性を話しました。
CPA=広告費/コンバージョン数ですので、
コンバージョン数が伸びれば、CPAが安くなることは、皆さんも想像がつくかと思います。
ところで、もし、あなたが広告運用を始めて、いざCPAを確認したときに、コンバージョン数が適切に反映されていなかったらどうでしょう?
目先の数字に囚われて、「CPAが高くなっているからこの広告はやめよう」と判断してしまい、せっかくのお客様獲得チャンス(機会)を逃してしまう可能性もあります。
CPAをしっかりと検証するためには、コンバージョン数(広告の効果)を正確に測定する必要があります。
今回は検索キーワード広告を出す前に絶対にやるべきことの1つ、「効果測定ができる仕組みを作る」について考えてみようと思います。
1.Web申込みのみでコンバージョンが成立するビジネスの場合
2.電話からコンバージョンが成立する可能性があるビジネスの場合
3.まとめ
1.Web申込みのみでコンバージョンが成立するビジネスの場合
前回紹介した「1ステップビジネス」の場合、「目標達成後に表示されるページ(ex.「購入が完了しました」のようなページ)へコンバージョンタグを挿入します。
すると、GoogleアドワーズやYahoo!プロモーション広告の管理画面で自動的にコンバージョンがカウントされるようになります。
※Googleアドワーズでは
コンバージョン=「コンバージョンに至ったクリック」
※Yahoo!プロモーション広告では
コンバージョン=「ユニークコンバージョン数」
2.電話からコンバージョンが成立する可能性があるビジネスの場合
電話でお申込みするお客様は、フォームから問い合わせず電話をかけるので、「目標達成後のページ」が表示されにくい、つまり効果測定されない可能性があります。
より正確なCPAを把握するためにも、この測定できないコンバージョンをかき集める方法を考えましょう。とても大変な作業なのは重々承知ですが、大切なのは、「何とかして、電話を測定しよう!」という気持ちです。
(1)コンバージョンタグを仕込んだページへ移動するボタンを、さりげなく設置
たとえば、お問い合わせ先のページの下に「予約前にお読みください」などのボタンを設置し、 そのボタンを押した先のページにコンバージョンタグを設置します
(2)代替指標を使う
電話する人がよく見ると思われるページ(ex.アクセスのページ)に、コンバージョンタグを入れる方法もあります。
※(1)~(2)の方法は、あくまで推測でタグを入れているので、広告経由でない人もカウントしている可能性があるので注意が必要です。
(3)実際の問い合わせ件数、成約件数と広告費を照らし合わせる。
確実な方法としては、実際の問い合わせ件数などを記録しておき(忘れないように!)、Googleアドワーズなどの管理画面の数字と照らし合わせることも重要です。
(4)電話測定システムを導入する(有料)
毎日の記録が面倒な方は、有料サービスもあります。
(5)来店、来院された方にアンケートなどで聞く
これも有効な手法です。「どのようなキーワードで検索されましたか?」と尋ねてみましょう。
(6)電話タブをコンバージョンタグにする
スマートフォンサイトの場合に有効な方法です。ただし、かけ間違いもあるので注意が必要です。
3.まとめ
いかがだったでしょうか?
特に電話が鳴るビジネスの場合の効果測定方法は、このほかにもいくつかあります。
自社の広告運用をしっかり把握するためにも、それぞれに合った方法で効果測定にトライしてみて下さい。
もう一度言います、大事なのは「何とかして電話(効果)を測定しよう!」という気持ちです!
次回は、検索キーワード広告の要となる「親キーワード」について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。お楽しみに!