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これは便利!GoogleAdwordsでユーザーの所在地情報を広告文に活かす方法


みなさん、こんにちわ。志々目です。

店舗来店型ビジネスにおいて、WEB集客で効果を上げるための第一歩は、なんと言ってもランディングページを見にきてもらうこと、です。
とくに電車と徒歩のような組み合わせで生活をされているユーザーが対象となる場合は、まず自分の生活圏内に存在する店舗であること、駅から○分の場所にありますよ。というアクセス情報をパッと見分かりやすく表示しておくことが、非常に重要なポイントだったりします。

今回は、GoogleAdwordsの広告カスタマイザ機能を活用し、複数店舗の広告にユーザーの所在地情報から抽出した、正しいアクセス情報を掲載する仕組みをご紹介させていただきます。

GoogleAdwordsの共有ライブラリ >> ビジネスデータより広告カスタマイザを登録


「+データ」の広告カスタマイザデータより、新規作成。

属性には、広告文の中で使用する文字列のパターンを登録しておきます。
“ターゲット地域”に登録した地域に存在するユーザーに対して、該当のターゲット地域の”属性”に登録しておいた文字列が表示される仕組みになります。
どの属性のデータを使用するかは、広告文を作成する際に選択することが出来ます。

例えば、豊島区が所在地のユーザー対して表示させる文字列には、以下のようなものを登録しておきます。

アクセス情報:池袋東口駅5分
地名:池袋
店舗名:池袋店
区名:豊島区

文字数の制限で長い文字列は入らない。ということもありますので、広告文の文字数に合わせて、フレキシブルに使用できるパターンを準備しておくという感じです。
ここで一度登録したものは、どの広告文にも使用出来ますので、店舗が増えた場合も、この1箇所に追加をするだけでOKということになります。

広告カスタマイザで設定した地域情報を広告文に自動挿入する


右側の赤枠内の文字列が、広告カスタマイザで表示させている文字列になります。

広告文の中に、以下のような変数を挿入させています。

{=地域名.place}

地域名 → 広告カスタマイザの名前
place → 属性

属性の変更はここで行います。

注意点


その①
広告グループ内には、広告カスタマイザを使用した広告文と一緒に、使用していない広告文を入れておく必要があります。これは、GPS機能から位置情報が取得できなかったユーザーへ表示させる広告として必要なものになります。
これを忘れていると、せっかく登録した広告が全く表示されませんので注意が必要です。

その②
広告カスタマイザは、1つの広告文に対して、1つのみ使用できる仕様になっていま。同じ広告文の中で複数使う可能性がある語句は、同じ広告カスタマイザ内で、属性を増やして運用する必要があります。

まとめ


この機能を使用することには、実はもうひとつ、大きなメリットがあります。
今回のように、例えば「渋谷 ホットヨガ」と検索したユーザーに対して、「渋谷駅より徒歩5分」というような広告を表示させたい場合、広告グループは以下のように作ることが多いと思います。

この構造であれば、ほぼ確実に渋谷のホットヨガスタジオを探しているユーザーに対して、渋谷の店舗へのアクセスを広告文に含めることが可能になります。

ただし、
「渋谷 ホットヨガ 体験」
「渋谷 ホットヨガ 手ぶら」
「渋谷 ホットヨガ 妊婦」
「渋谷 ホットヨガ 安い」

のように、同じ地域で探しているユーザーにもそれぞれ、ツボとなるポイントがありますよね。

ニーズの異なるユーザーには、ワンパターンの汎用的な広告文ではなく、可能な限り各々のユーザーのニーズを満たした広告文を表示させることが、有効な手段だと言えます。とことんやれば差が出る部分です。

しかし、このような理想を実現しようとすると、例えば都内に10店舗あるビジネスでは、それぞれの店舗への10通りのアクセス情報と、訴求軸を変えた広告文を掛け合わせることになり、それだけで何十通りもの広告文を作成しなければならなくなります。ニーズ毎の広告文の善し悪しを判断するにも時間がかかります。

こういった場面で、広告文中の一部の変数を変えることで応用ができる、という今回ご紹介したような機能が役に立ちます。
地域別に広告を作成する必要がなくなりますので、広告グループをニーズ毎(広告文を分けたい単位)で分けることが可能になります。ユーザーのニーズ毎のデータが溜めやすくなるという、仕組みで運用出来ればランディングページへの改善を行う上でも役立ちます。これは、ぜひ試していただきたいと思います。それでは。