みなさん、こんにちは。志々目です。
2016年9月20日、Googleからデモグラフィックターゲティング (DFSA:Demographic for Search Ads)が正式にリリースされました。
GoogleAdwordsの検索ネットワーク広告において、ユーザー属性をターゲティング出来る機能になります。本日は、具体的にどのような使い方が出来るのか、ご紹介させていただきたいと思います。
どのような使い方が出来るのか?
例えば、大阪市にあるスポーツジムの集客目的で広告を掲載する場合、あらかじめ男性・女性向け(年齢も考慮できれば尚良いのですが)で、広告文の内容に変化をつけておくことで、
クリック率が向上します。クリック率が上がることで、品質スコアを上げることにも繋がり、結果的にこれまでに比べると単価を抑えて、上位表示が可能になるといったメリットが出てきます。
また、掲載後は管理画面からユーザー属性別 の指標(インプレッション、クリック数、コンバージョン、etc…)を確認できますので、反応が良かった属性のみ、入札単価調整比率を引き上げ、上位に表示させるといった調整も可能です。
自社製品のターゲット層が明確な場合は、特定の性別・年齢に限定して配信することもできます。
ただし検索連動型広告という特性を考慮すると、そもそも検索される回数が少ないビジネスにおいては、ユーザー属性を絞って配信することにより、さらに広告の掲載回数を減らすことになりかねませんので、自社のビジネスに合った方法を、正しく選んで使う必要があります。
まず最初は絞り込み過ぎず、すべてのユーザー向けに配信を開始し、管理画面でユーザー属性別の指標を見ながら、効果の高かった年齢・性別の入札調整比率を引き上げるなどして、様子をみるのが良さそうです。
まとめ
今回は、具体的な設定方法については、ご紹介できなかったのですが、なんとなくイメージは掴んでいただけましたでしょうか。こういったアップデートの背景には、Googleのポリシーであるユーザビリティの向上が伺えます。広告を配信する側が、ユーザー属性を考慮した広告を配信することで、検索をかけるユーザー側もより自分のニーズに合った情報を得ることが出来ます。
そう思うと、これまで以上に、「どんな人に買ってもらいたいか、成約してもらいたいか」を、より明確にもって運用を行っていくことで、より高い改善が見込めると感じています。それでは。