こんにちわ、ジーニアスウェブの横山です。
今回はみんな大好きYahooのインフィード広告(記事広告)について書きたいと思います。
Yahooさんに媚びを売りたいだけなので、Google好きの方は見ないでください。
ちなみに私は、普段Yahooで検索をすることは一切ございません。
目次/このページでわかること
そもそもインフィード広告(記事広告)って?
ネイティブ広告とも言われますね。今とても流行ってます。
わかりやすいところで言えば、グノシーやスマートニュース、Naverまとめなどのニュースメディアが挙げられます。
広告を記事に紛れ込むように表示されるものです。
2014年に一気に加速し、今年に入り、もはや広告手法の主流となりつつありますね。
メディアサイト各社もいま記事広告枠の導入を増やしていっているようです。
このような流れの中、2015年5月についにYahooさんでも、記事広告の導入が始まりました。スマートフォン版「Yahoo! JAPAN」、Yahoo! JAPANアプリのトップページが強制的にタイムライン型にリニューアルされたのです。
Yahoo インフィード広告の概要
もう見たことがある人の方が多いかもしれませんね。
インフィード広告は、スマートフォン版Yahoo! JAPANのトップページやYahoo!ニュースなどのタイムライン型のページ、およびアプリ面に配信される広告です。
その最大の特徴は大きく分けると、以下の2点です。
- 日本で一番アクセスの多いYahoo、その圧倒的なユーザー数にリーチが可能
- Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)の一種のため、予算も自由、そして多彩なターゲティング
この特徴(メリット)を超えるもの他媒体でもそうはありません。
しかし、自由度が高い分、一工夫くわえないと無駄な消化だけしてしまうこともありますので、注意が必要です。
実は私も、反応をとるという点では、どちらかというとデメリットを上げる声を聞いていました。(知人の代理店など)
これが、実際に運用してみると、全く違う結果となったのです。
結論からいうと、
case 01 : 不動産関連の資料請求、全体CPA約3万に対してインフィード広告でCPA約1万円に
とある不動産関連の資料請求、ランディングページと広告の運用を行っていましたが、
年々クリック単価も高騰、CPAも悪化傾向にあり、反応率を上げるのにかなり四苦八苦していました。
悪い時では、資料請求1件を獲得するのに約3万円を超えることもしばしば。。
そのような中、これまでとれていないユーザー層へのアプローチも含めて、Yahooインフィード広告をテスト運用。
以下の施策を行いました。
ターゲティング細分化
通常リターゲティング、サーチターゲティング(ニーズ別に5種ほど)、年齢・地域設定
バナークリエイティブと広告分
バナーはイメージの異なるものを3種 × 広告文5種 計15パターンを投下。
いいものを残し、悪いものは停止を約1ヶ月の間に行う。バナーは広告っぽくならないようビジュアル重視で、文言はいれない。
結果的に、全体CPA約3万に対してインフィード広告ではCPAが約1万円と、約1/3に。
またCV数も多くとれたことで、全体の数値も良化。
何よりよかったのは、ユーザー属性も狙っているターゲットに近いものだったことです。(資料請求後に成約するかどうかが最大の目標のため)
case 02 : 求人(転職)サイトの会員登録、オファーを変えイベントの集客にインフィード広告を活用、1名当たりの申し込み獲得コストが1000円以下に!?
とある転職サイトの運用。これは応用編になりますが、強化したいイベント集客のタイミングも相まって、インフィード広告をテスト運用することに。
case01同様、ターゲティングやクリエイティブを複数投下することはもちろんのことですが、元々転職ポータルサイトのPVが多かったのため、これまでサイトに訪れたユーザー(リマーケティングリスト)をメインに対して、イベント申し込みというオファーに変え、インフィード広告で露出。数はそこまで多くありませんが、通常では考えられないくらいの獲得コストをたたき出しました。
これは元々リストがあり、オファーを変えられるという前提条件がありますが、このような工夫を加える事で、普通ではありえないことが起きたりします。
まとめ
case01・02で、なんとなくイメージしていただけたかと思います。
Yahooインフィード広告で反応をとる場合は、少し工夫を加える事が必要になってきます。
(PVを増やしたい、拡散したい、認知させたいなどの場合はまた違った考えが必要ですよ)
共通しているポイントは、
- バナーは広告っぽくない方がいい
- 適切なターゲティング設定
- 商材がスマホユーザーと相性がいいか、もしくはこれまでとれていないところを取りに行くかどうか
- バナーの鮮度を保つため、複数投下 、正解はないので、バナーと広告文など複数投下し、いいものを残す
- オファーを変えるなど一工夫を加える
こんな感じですかね。
まだ出稿側も多くないらしいので、今年いっぱいくらいはちゃんとやれば、驚異的な数値を叩き出す可能性を秘めていると僕は予測しています。
記事広告は今後もしばらく主流となります。
その背景としては、消費者のWebでの行動変化、モバイルファースト、広告への慣れ、が少なくともあるでしょう。
これらを踏まえた上で、自社なりの出し方を考えてみてはいかがでしょうか。
兎にも角にも、日本人のYahoo好きは異常!?ということです。
広告も多様化してきていますので次回は10月からついに日本でも運用型がはじまるインスタグラム広告について触れようかなと思います。