みなさん、こんにちは。
ジーニアスウェブの志々目です。
無事にインフルエンザの予防接種を終えてきました。
看護師さんの腕によるところが大きいのでしょうか。めちゃめちゃ痛いと聞いていた割りには蚊がさしたようなものでした。
ひとまずオフィス全体でインフル予防は万全の態勢を整えました。
さて今回は、検索広告を使った集客で月間の売り上げを予測する方法をご紹介させていただきたいと思います。
実践的な内容のブログにしたいと思いますので、実際の案件を想定して
検証していきます。
「オーダースーツの集客をしたら月間どのぐらいの売り上げを見込めるのか?」
■検索広告で人が動く確率はだいたい決まっている
ここで言う「人が動く確率」というのは、下記のようなアクションのことをいいます。
①オーダースーツを検索する
②検索して表示された広告をクリックする
③広告をクリックして、問い合わせをする
④問い合わせ後に、注文する
検索広告では、人がこれらのアクションをとる確率がだいたい分かっています。
後ほど、この値を使って計算していきたいと思います。
まずは、オーダースーツを注文する人が、検索しそうなキーワードをピックアップします。
“オーダースーツ”、スーツ オーダー、スーツ オーダーメイド、紳士服 オーダー etc..
今回は、普段広告運用で使用しているGoogleAdwordsのキーワードプランナーというツールを使用しました。
(キーワードプランナーでは、設定したキーワードからおよその検索ボリュームが算出できます)
地域設定:大阪府
この結果から平均3000件/月の検索ボリュームがあると予測できます。
この数値は、さきほどピックアップしたキーワードのみをGoogleで検索した場合で出していますので、
キーワードの数を増やす、Yahooにも出すと考えると、検索ボリュームはさらに増やすことが出来ます。
少し話が逸れますが、このキーワードプランナーでは年間通しての検索ボリュームが出ますので、季節によって検索数に変動がありそうな商材を扱われている方は参考にされると良いです。
分かりやすい商材としては「おせち料理」で検索してみますと、冬のシーズン以外の時期では検索ボリュームが極端に少ないことが分かります。
無駄な投資を避けるためにも、広告を出す前にあらかじめ時期によって検索数に変動がないかということを確認しておくことは大切です。
それではここから、便利な公式を使ってまずは成約数をざっくりと出していきます。
これは良く覚えておいたほうが良い公式です。
成約数=検索数(検索ボリューム)×クリック率×コンバージョン率×成約率
人がとるアクションを広告の用語に置き換えると下記のようになります。
①オーダースーツを検索する → 検索
②検索して表示された広告をクリックする → クリック
③広告をクリックして、問い合わせをする → コンバージョン
④問い合わせ後に、注文する → 成約
はじめて広告を出す場合は、クリック率、コンバージョン率、成約率、分かりませんので
下記の指標を使います。検索広告は、ビジネス形態(1ステップビジネス、または2ステップビジネス)や、商材の価格帯に合わせたおよその指標が出ていることも特徴といえます。
2ステップビジネスオーダースーツ(約20万円)の場合の指標
クリック率・・・1~10%
コンバージョン率・・・0.2~2%
成約率・・・10~20%
※検索数は、複合キーワードの登録やYahooへの出稿も見込んで、20000件/月とする
最低 | 最高 | |
クリック率(%) | 1 | 10 |
コンバージョン率(%) | 0.2 | 2 |
成約率(%) | 10 | 20 |
成約数(件)/月 | 0.04 | 8 |
この表から、成約数のおよその最低値、最高値が算出できます。
黄色部分を見ると、このビジネスの場合は、最低で月に0件(限りなく0に近いため)、最高8件/月の成約が見込めることが予測できます。
ここまでの計算で成約数が求められますので、
売り上げ= 成約数 × 客単価(20万円)
に照らし合わせると、今回のオーダースーツでは
最低では0件/月、最高で成約数8件/月、160万円の売り上げが見込めるということが、計算によって求められます。
■まとめ
検索件数からの売り上げの出し方、参考になりましたでしょうか?
今回の例では最悪の場合、成約数が月に0件という悲惨な結果になりましたね。
最悪を知っておくことは大切で運用前に最低と最高の値が分かっていれば、事前に登録するキーワードの数の指標が分かり、コンバージョン率を上げるためランディングページの改善を行うかどうかの判断材料にもなります。
また最高を知っていれば、ここまで到達できるはずだという目標となりますのでモチベーションにも繋がります。
この数字を気にしすぎるのは良くありませんが、広告運用を始めようか判断に迷うときは一度この計算式で数字を出して見られると参考になると思います。
では!