皆さん、こんにちわ。志々目です。
先日、こちらのブログでもご紹介させていただいていたGoogleAdwordsの新機能である「検索広告でユーザー属性をターゲティングする仕組み」(DFSA)について、きょうは少し具体的な活用方法をご紹介させていただきたいと思います。
ユーザーの属性によってニーズが異なるサービスを提供している場合は、試してみる価値アリ
性別や年齢を考慮した広告文で訴求できるのは、クリック率やコンバージョン率の向上に大きなインパクトを与えるものです。以下、管理画面から確認できるユーザー属性別のデータになります。(まだユーザー属性ターゲティングを使用していないアカウントでも確認できます。)
確認方法:ユーザーリスト>>ユーザー属性>>アカウントの概要
こうやって見ると、男女間でコンバージョン率に大きな差があることが分かります。
このグラフをクリック数のみで見ると、男性36%に対して、女性34%と僅差であることが分かります。コンバージョンを見ると、男性63%に対して、女性18%と、およそ4:1 (男性:女性)の割合になっています。
この結果から考えられるのは、LP(ランディングページ)
が性別によって結果の変わるページになっている。ということを表しています。
このようなケースの場合は、以下のような施策を行います。
・性別毎に広告グループを分け、訴求に変化をつける
→クリック率、品質スコアを上げる
・女性用広告グループの入札単価調整比率を引き下げる。
→見込みが低いターゲットへの投資を抑える
・女性向けの訴求ポイントを追加したLPを新たに作成、または既存のLPに追加し、改善が終わったタイミングに合わせて、女性向けの広告を強める。
→CVの増加
まとめ
いかがでしたでしょうか?
検索広告でユーザー属性をターゲティングできるようになったことは、個人的に今年のアップデートの中では一番インパクトがあるものだと思います。
広告主側にとっても、対象を絞り込んだ訴求が出来るためクリック率の向上に効果を発揮しますし、ユーザーにとってはよりニーズにマッチした検索結果を得ることが出来ますので、ユーザビリティの向上に繋がっているといえます。
先ほど男女間でCV率の開きが大きかったように、より顕在客に近いユーザーを性別や年齢に分解して成果を見れるのは、より具体的な改善に役立ちますので、積極的に活用していきたいと思います。それでは。