こんにちは、仕田です。
夏と言えば高校野球。今年は熱戦に次ぐ熱戦で、何度も泣かされました。爽やか高校球児たち、感動をありがとう!
そんなお祭りが終わって寂しいなぁと思っていたら、アジア大会が開幕しています!頑張れニッポン!
最近ちょっと涼しい日もありますが、まだまだ暑い、熱い夏が続きます。
さて今回は、広告カスタマイザについて書いてみました。
比較してみた
広告カスタマイザは、通常の広告よりもキーワードと広告文との関連性を高めることができ、クリック率を向上させることが可能になります。
ということで、実際どうなるか比べてみました。
比較するのは、広告カスタマイザを使用していない広告(以下、「通常」)と2種類の広告カスタマイザを使用したものです。広告の見出し1にそれぞれカスタマイザを入れています。
その2種類は以下の通りです。
・A ※カスタマイズする部分が1ヵ所のもの。
見出し1:{ビジネスデータ1.地名} で〇〇するなら
「地名」の部分をキーワードに合わせて変化させ、他は固定のままです。
広告カスタマイザ用のフィード[ビジネスデータ1]に入札キーワードと同じ「地名」を登録。
・B ※カスタマイズする部分が2ヵ所のもの
見出し1:{ビジネスデータ2.地名} で {ビジネスデータ2.条件} するなら
「地名」と、Aでは固定していた「〇〇」の部分もキーワードに合わせて変化できるようにしています。
フィード[ビジネスデータ2]に入札キーワードと同じ「地名」と「条件」を登録。
対象のアカウントの業種は建設業、計測期間は16日間です。
計測結果
Aに至っては通常よりもクリック率は下回っています。
Bは通常の1.7倍強といったところでしょうか。
ここで、広告カスタマイザを追加してちょっと気になった掲載率も見てみましょう。
補足説明として、今回計測した通常の広告は以前から使用していたもので、広告カスタマイザは後から追加したものです。
現在、全部で5つの広告が動いている広告グループの中の上記3つを同じ期間で計測しました。
クリック率の結果を見ると、Bは「地名」と「条件」の2種類の組み合わせでより多く検索クエリに沿った広告を表示できる分、クリック率も掲載率も他2つの広告よりも上回ったのだと考えられます。
逆に、Aは通常の広告よりもクリック率が低くなっているので、この結果を見ると必ずしもカスタマイザを使用したからといってクリック率が上がるとは言えない、ということになります。やはり、カスタマイザの中身と検索クエリの内容がいかに合致するか、という点でAよりBの方がユーザーの求めるものを提供できており、それがクリック率と掲載率に反映されているのではないかと感じます。
検索するクエリと同じキーワードが広告文に入っているとクリックされやすく、その上でLPにもそのキーワードが記載されているとより関連度が高くなり広告の評価も上がります。そうすると掲載される率も上がり、またクリックされやすくなる、という好循環が生まれます。
今回は16日間という短い期間でしたが、もっと長期に渡って見て、定期的に検索クエリを確認して入札キーワードとフィード内容を追加してみたりするともっとクリック率は上げられそうです。
最後に
広告カスタマイザはGoogleの自動学習機能を活かしたとても便利な機能です。
なるべくユーザーの求める広告に近づけられるよう、入札キーワードとフィード内容の組合せを工夫してみましょう。