こんにちは、仕田です。
この時期、花粉が元気に舞っています。今年は花粉だけじゃなく、新燃岳の灰も一緒に降ってるようです。。私は毎日アレルギー用の服用薬、点鼻薬、目薬を服用・点鼻・点眼し花粉症と闘っています。スギだけでなくヒノキもアレルゲンなので、長ければ6月くらいまでこの死闘は続くのではないかと。
お仲間の皆様、健闘を祈ります。
さて、今回はFacebook広告の指標についてお話しします。
削除される指標
最近、Facebook広告の広告マネージャー内に「2018年7月以降、不要または旧バージョンの指標を削除する予定です。」というお知らせが出ています。
その中身を除いてみると、
“Facebookでは、グラフAPI が次回リリースされる2018年7月に、不要な指標、古い指標、実用的でない指標、使用頻度が低い指標を削除する予定です。このような指標を削除することにより、最適な指標を簡単に特定し、ビジネス成果の測定や、広告素材、ターゲット層、最適化戦略のインサイトに役立てることができるようになります。”
と記載されています。 ※Facebook広告マネージャー 広告主ヘルプより引用
主に以下の指標が削除されるとのことです。その中からいくつか詳細をご紹介します。
※以下、Facebook広告マネージャー 広告主ヘルプより参照
・アクション数、アクション実行者数、アクションの単価
・今日の消費金額
・ボタンのクリック数
・キャンパスコンポーネント時間の割合
・カルーセルカード
・リンククリックのリンク先
・モバイルアクションコンバージョン値
・ページへの言及、ページへの言及の単価
・ページタブビュー、ページタブビューの単価
・好意的な意見、否定的な意見
・ソーシャルリーチ、ソーシャルインプレッション、ソーシャルクリック(すべて)、ユニークソーシャルクリック(すべて)
・アクション数、アクション実行者数、アクションの単価
【アクション】というと、いいね!やクリック、コンバージョンなどいろんなものが含まれます。
こういったアクションが増えるにつれて、これらの指標に微妙な差異が生じ、ビジネス成果を測定するためのシグナルとしては関連性が低くなります。
その為、【アクション】を使用する代わりに、各々のビジネスに有意義なアクションを反映した独自の指標を組み合わせてカスタマイズすることをFacebookは推奨しています。
運用する広告に合ったアクションをピックアップして活用したいですね。
・ボタンのクリック数
この指標は、広告でコールトゥアクションボタンがクリックされた回数が確認できるものです。
これは【リンクのクリック数】や【イベントへの参加】、【保存したクーポン】の指標、その他の異なるタイプの指標にも反映されているようです。
その為、【ボタンのクリック数】を使用する代わりに上記に上げた指標の中から各々の広告に合ったものを使用しましょう。
・ページへの言及、ページへの言及の単価
これは古い指標でブランドへの気持ちを表すものではないようです。その為、Facebookはこの指標をキャンペーンのパフォーマンス評価に使用することを推奨していません。【ページへの「いいね!」】や【ページのエンゲージメント】の指標を使用することを推奨しています。こちらの方が効果がわかりやすいようです。
・好意的な意見、否定的な意見
この指標のシグナルは【関連度スコア】の指標にインプットとして取り入れられています。
Facebookは、好意的・否定的と振り分けて詳細なデータを求めたとしても、有用なものにはならず反って混乱を招くことになりかねないのでは、と考えています。その為、ターゲット層が広告にどのような反応を示しているかを把握するなら【関連度スコア】の使用を推奨しています。
あまり細かいデータに囚われて振り回されるのはよくない、ということですね。
・ソーシャルリーチ、ソーシャルインプレッション、ソーシャルクリック(すべて)、ユニークソーシャルクリック(すべて)
この指標も古いもののようです。
【ソーシャルリーチ】は【リーチ】や【インプレッション数】の指標と大きな違いはなく、行動に移しやすいインサイト(消費者の行動や思惑、購買意欲の核心やツボ)を提供することはできないので、Facebookは【ソーシャルリーチ】の代わりに【リーチ】や【インプレッション数】を使用してキャンペーンのパフォーマンスを測定することを推奨しています。
最後に
今回の指標の削除は、細かい指標の他にそれらを大きくまとめた指標があって、そのまとめた方は実質不要だからなくしましょう、というものと、指標自体が古かったり、現在の設定した値にマッチしておらず使用しない方がいいのでなくしましょう、といった感じです。
時代の流れとともにいろんなものが進化し、それに合ったものを提供していかなければなりません。不要なものを減らすだけでなく、また新たな指標が増える可能性もあります。利用する側はどれが運用する広告に合ったものかを吟味し、選択する必要があります。なるべく正確な効果を見極めることができるような指標を選んで運用に活かしていきましょう。