配信する地域を設定する
では、その時の詳細設定(Yahoo!は配信地域判定)はどれを選んでいますか?
配信地域の詳細設定とは?
でももし、「東京にいる人だけにこの広告を配信したい」となったらこのままだと不十分です。
上から2番目の「ターゲット地域にいるユーザー」を選択してください。
え、どうゆうこと??
詳細設定がデフォルト(推奨設定)のままだと、他府県にいる人でも、普段からものすごく東京のことばっかり検索してたり、東京の情報を調べてたり、入札キーワードと一緒に東京の地名を入れたりして検索すると広告は表示されます。それがデフォルトの詳細設定です。(※Yahoo!の推奨設定は配信地域の地名を入れれば表示されるとなっています)
ここで具体例をご紹介します。
愛知県で求人サイトを運用している企業様のアカウントで試してみました。今回はGoogle Adwordsの「広告プレビューと診断ツール」を使って実際に検索しているのと同じ状況を再現してみます。
ではまず、比較しやすいように地名などは入れずに検索してみましょう。
表示されません。当然ですね。検索語句に愛知の情報皆無ですし。
では次に、地名を入れて検索してみます。
はい、出ました。宮崎にいる私が検索しても広告は表示されます。
「津島」は名古屋市の隣りの隣りにある「津島市」のことです。
別のキーワードでも試してみます。
・「寮つき 設楽町」
これも出ました。
「設楽町」は愛知県東三河北部、北設楽群に位置する町です。
では、愛知県内の観光地で試してみましょう。
ちょっと待って。熱田神宮も東山動植物園も地名が入ってるじゃん!だから表示されるんじゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれないので
でも「検索キーワードに地域名が含まれているため」て出てますね。Googleが観光地を地域として認識しているということでしょうか。
やっぱり観光地や有名な建造物など、位置情報がわかるようなものの方がいいのかもしれませんね。
入札キーワードに地名を掛け合わせて入れたりもしますよね。Googleでは地名を掛け合わせで入れても入れなくても表示にあまり変わりはないようですが、Yahoo!は逆に表示を絞ってしまうこともあるようです。特に地名を「絞り込み部分一致」で掛け合わせて入れると必ずその地名が検索語句に含まれていないと表示されません(これはGoogleでもYahoo!でも同じです)。そのため、地名は「絞り込み部分一致」にはせずに「部分一致」で入れると表示される範囲も広くなります。
初めから地名は入れずに、運用する過程でそのよく出てくる検索語句の中に特定の地名があれば、その地名ごと掛け合わせキーワードとして完全一致で登録してしまう、というのもいいキーワードを育てる手かもしれません。でもこの際もちろん、地名なしのキーワードも別に残したままで運用は続けましょう。
そして、除外地域の詳細設定もありますよ。
キーワードで地域を除外する方法もありますが、地域の詳細設定で除外することも可能です。
最後に
配信地域の詳細設定は3種類、除外地域の詳細設定は2種類あります。うまく組み合わせて使うことでムダを抑えた広告運用ができますよ!
ぜひお試しください。