こんにちは、ジーニアスウェブの横山です。
遂に平成も終わろうとしている今日この頃ですが、
2019年は検索マーケティングにおいても新しいフェーズに一気に加速しそうです。
今回は、検索マーケティングについて触れたいと思います。
目次/このページでわかること
従来型の検索マーケティングの終焉か?
一昔前だと、SEOとキーワード広告だけでインターネットを使った集客ができていました。
最近はこのような声をよく聞きます。
「リスティング広告のパフォーマンスが落ちている」
「新規顧客の獲得コストが上がっている」
「SEO対策をしたが順位が一向に上がらない」
「自然検索の順位が下落し集客が伸びない」
このような状況になったのは、まず以下が要因として考えられます。
- リスティング広告の出稿主が増えクリック単価が高騰している
- 検索エンジンのアルゴリズムが変わり、昔のようにSEO対策をして意図的に順位を上げることが難しくなった
上記に加え、もうひとつ大きな要因があります。
メディア利用形態の多様化と行動の変化です。
わかりやすいところでいうと、
スマホやソーシャルメディアの普及、さらに最近ではIoTデバイスも徐々に一般的に浸透しつつあります。
何かの情報をもとめるときに、とりあえずGoogleかYahooで検索するという単純な構造ではなくなったと言っていいでしょう。
その上で、今後押さえておきたい検索マーケティング4つをご紹介していきます。
その1 音声検索
昨年はAmazon Echo やGoogle Homeなどを代表とするスマートスピーカーが一気に広がりを見せました。
また、スマートフォンでもIOSではsiri、androidではGoogle Assistantが標準装備され、音声検索が一般化しつつあります。
さらにGoogleグラスも出てきいますし、appleも2020年にメガネ型ウェアラブル「Apple Glass」が出るとの噂もでてきおり、スマートグラスも徐々に一般化するでしょう。
音声で検索するというのはあたりまえの時代に突入しつつあるということです。
私自身もAmazon Echoを愛用していますが、最初は慣れるまで時間がかかりましたが、慣れてしまえばとても便利です。
人工知能の権威であるAndrew Ng氏によると「2020年までに検索の半数は音声または画像検索に」なるという予測も出ています。
音声検索で選ばれるように対策をしていくケースが今後増えてくるでしょう。
音声検索を対策する上で重要なポイントは以下のようなことです。
- ページ表示速度が早い
- HTTPSサイトである
- 音声検索クエリの回答には簡潔、シンプルなものが選ばれやすい
- オーソリティが高いサイトが優先される
- ソーシャルメディアで人気のコンテンツが採用されやすい
- titleタグに検索クエリが無くても採用されるケースがある
- 文字数が多いコンテンツから一部回答を抜き出して採用するケースがある
- PC検索で上位表示されてるコンテンツが採用されやすい
- 強調スニペットに表示されてるサイトが採用されやすい
参照:https://backlinko.com/voice-search-seo-study
その2 Amazon検索
昨年のKenshooの調査では、インターネットで買い物をしたい人は56%以上が、最初にAmazonにアクセスするというデータが出ています。
また、自社のオンラインショップや街角、ソーシャルなど他の場所で何かを見つけた場合も51%の人がAmazonとクロスチェックするそうです。
これは、まさにAmazon自体がeコマースのGoogleになったことを示しています。
ネットで何かを購入=Amazonなどのショッピングモールで検索するという人が日本でも当たり前になったきているということです。
確かに私も同じ商品がその会社の公式オンラインショップとAmazonで売っていれば、Amazonを選択します。
また、当社の通販事業者のお客様のお手伝いもしていますが、
昨年は、キーワード広告を踏んでCVせずに、ショッピングモールで購入するという動きが頻繁に見られるようになりました。
消費者側のメリットを考えれば、当然の動きでしょう。
物販を行っていてamazonなどのショッピングモールに出店していない場合は、
出店をすることで新規顧客になり得るユーザーにリーチすることができる可能性が今後も高くなるでしょう。
その3 動画検索
2021年までに、Googleは動画が全世界のデータトラフィックの82%を占めると予想しています。
特にYouTubeを広告主に押し付けているのは当然のことです。
2018年に、youtube動画広告に新しい機能も追加されました。
TrueView for Actionの導入です。
新しい広告フォーマットであるTrueView for Action、強力で精度の高いオーディエンスターゲティングとアクションするためのボタン組み合わせて、
動画を見せるだけでなくコンバージョンもするように誘導することができます。
コンバージョンさせる動画広告に加え、動画を継続アップすることで動画の検索結果にも表示されるようになります。
youtubeに動画を上げて認知をしてもらい、広告を活用してコンバージョンさせていくような方法も今後増えていきそうです。
その4 ローカル検索
Googleは現在、Googeマイビジネス機能を強化しています。
特にスマホにおいて場所を探すときや、店舗ビジネスなどの場所が重要なキーワードを検索した場合、Googleマップが上位に表示されるのは既にご存知でしょう。
ローカル検索対策を行う上で、Googeマイビジネスは必須施策です。
Googeマイビジネスに登録していない店舗ビジネスの事業者の方は、必ず登録することをオススメいたします。
- ローカル検索対策で最低限やるべきこと
- Googeマイビジネスに登録する
- Googeマイビジネスに情報を登録する (住所、電話番号、業種、サービス内容等)
- レビューの充実
- 定期的にGoogeマイビジネスに投稿する
- 写真を登録する
- 自社サイトのアクセスページを充実させる
そうすることで、「ローカル」の意図を持つモバイル検索結果での露出を増やすことができます。
いかがでしたでしょうか?
インターネットを使った技術の進化はとてつもなく早く、さらに情報循環の速度も早くなっています。
3年周期でガラッと変わるとも言われています。
従来型の検索マーケティングしか出来ていないという方は、新しいチャネルとして何かひとつ試してみると良いかもしれませんね。