2014.03.19 Wed

業界の構造分析 〜企業間の対抗度・敵対関係を示す要因8つ〜

既存の企業間(業界)では、価格競争・広告競争・新製品開発競争・顧客サービス向上などが、熾烈に行われていきます。
その競争の度合が、その業界の「利益ポテンシャル」を高めたり、低めることになります。
企業間の対抗度・敵対関係を示す要因は、以下の8つのによって決まると言われています。

  1. 競争業者の数が多い、または規模とパワーに関して同等
  2. 産業の成長率が低い
  3. 固定費が大きい、または在庫費用が大きい
  4. 製品に差別化が効かない、またはスイッチング・コストがかからない
  5. 生産能力の拡張が小刻みに行えない
  6. 多様なバックグラウンドをもつ競争相手がいる
  7. 戦略的な価値の高い業界である
  8. 退出障壁が高い

業界の構造分析を行うときはは、この8つの項目を特に注意すれば、今現在の状況と未来を予測・仮定することもできるのではないでしょうか。
特に1の競争業者の競争具合を示す簡単な指標があります。
ハーフィンダール指数というものです。
大きいほど独占度が高く、0に近づくつれて、多数の企業が競合している状況をということを示します。
これは各企業の市場シェアを2乗して足して合わせるごく簡単な計算です。
計算方法は二通りありますが、パーセント単位の場合、

例えば、5社が均一シェア20%ずつを分けあっている市場の場合、

(20×20)+(20×20)+(20×20)+(20×20)+(20×20)=HHI2,000

という具合に数値化することができます。
(最大値10,000となり、最低値では0。)

 

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WRITERこの記事を書いた人

横山祐樹

横山祐樹

株式会社ジーニアスウェブ 取締役 お客様の課題と問題の両方を解決するべく、日々取り組んでいます。

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