2014.03.18 Tue

業界の構造分析 競争要因と利益ポテンシャル

顧客ニーズを十分に満たし、製品が市場セグメントにフィットしたマーケティング・ミックスを展開したとしても、儲からない場合があります。
その要因を知るには、もっと広がった目線、抽象度の高い観点で、見ていく必要があります。

その業界が「そもそも儲かる業界か、儲からない業界か」。
5つの競争要因に分け、見ていくととてもわかりやすいです。

マイケル・E・ポーターが提唱した「5つの競争要因分析」→5フォース分析

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儲かるか、儲からないか、その可能性のことを「利益ポテンシャル」と言います。

この「利益ポテンシャル」は大きく左右する5つの競争要因に分かれ、
競争が激しければ激しいほど、「利益ポテンシャル」を下がっていきます。

A.業界(既存企業間の対抗度)

業界内の競争状態が激しいほど、その業界の魅力度は下がり、利益率の低下に繋がります。

B.潜在的な参入業者(新規参入の脅威)

新規参入は競合他社の増加を意味し、新規参入が容易な場合は、収益性の低下を招きやすくなります。

C.買い手(買い手の交渉力)

製品の差別化が難しいとか、買い手に情報量が多い場合は自ずと買い手の交渉力が高くなり、価格低下つながります。

D.供給業者(売り手の交渉力)

業界を少数企業にが寡占している場合、売り手の交渉力が強くなります。
特許によって権利の独占など。そして、仕入などで、価格高騰する傾向があります。

E.代替品(代替品の脅威)

自社の製品よりも優れた製品、従来の機能を全く異なる媒体で代替できる製品が多いと収益性は下がります。

この5つの競争要因は、細かく分ければ、分けるほど、よくわからなくっていまうことがありますが、
今自分がいる業界が、どのような位置にあり、「利益ポテンシャル」を秘めているのか、理解するだけでも視野が広くなり、思考も変わっていくると思います。

 

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WRITERこの記事を書いた人

横山祐樹

横山祐樹

株式会社ジーニアスウェブ 取締役 お客様の課題と問題の両方を解決するべく、日々取り組んでいます。

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