代替品とは何か、どこまでを代替品と捉えるべきか、その境界線を見極めるのはとても難しいです。
思いもよらないところから、突如現れ、それが何年後かには、その業界をひっくり返すことこもあるのだから、油断はできません。
技術革新によって、市場が消滅してしまうこともあります。
特に電化製品などは、その傾向が顕著に見られます。
以前、ウォークマンはカセットでした。それが、CD→MD、さらにはipodなどMP3プレイヤーに変わりました。
DVDなどもそうですよね。今ではハードディスク保存が当たり前になりつつあり、比較的最近でてきたブルーレイディスクなどでも、もう市場が終わったとも言われています。
注意しなければいけないのは、時間の経過とともにかわっていくということです。
業界の構造分析をするときは、これらの代替品の脅威を分析し、最後にもう一度全体像を見直すことが重要です。
これまでに挙げた5つの視点、
- 既存企業間の対抗度
- 新規参入の脅威
- 買い手の交渉力
- 供給業者の交渉力
- 代替品の脅威
これの全体像を捉え、その業界の「利益ポテンシャル」を総合的に判断していきます。
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