こんにちわ、ジーニアスウェブの横山です。
今年のサマーソニック第一弾出演者発表で、なななななーんと、Radioheadの出演が発表されました。やばいよね、サイトのメインビジュアルもジャックしてやがる。
まだ数ヶ月先ですが、まさかのサマソニ出演なので、今から有休をとれるか確認しないといけないと意気揚々です。
なぜなら大阪よりも東京の方がアツイからです。というか両方行く気満々なのです。おそらく新譜も今年の春あたりにまたいきなり出るのでしょう。いつもいきなりだもんね。
そういや、Radioheadはマーケティングもうまいんですよね、そのうちブログでも触れようと思っています。
これなんか、わざとしか思えない。
レディオヘッド渋谷ハチ公前事件 そしてトム・ヨークめっちゃ踊る。DDN JAPAN
とまぁ、前置きはさておいて、今回は、2016年のデジタルマーケティングのトレンドを私的にご紹介する。
目次/このページでわかること
2016年はデジタルマーケティングがさらに加速する。
2015年は動画やネイティブ広告、マーケティングオートメーションが特に目立ったように思う。 マーケティングオートメーション元年ともいわれ、マーケティング活動の根底を覆すことこととなった。 そのインパクトも強く、たくさんの企業で取り入れられたようだ。
しかし、まだまだ使いこなせてる企業は少ない。 よく耳にする一番のネックは、デジタルマーケティングを運用するリソースがない ということだ。マーケティングオートメーションは今年も引続き重要なマーケティング手法として注目を集めるだろう。
2016年はデジタルマーケティングがますます重要になっている。 企業のマーケッターたちは、複雑化し多様性にとんだマーケティング手法のなかから必要なものを選択し、実行していく、そのような力が求められる。 常にテストを行い、新しいものを取り入れていくことも必要になってきている。
2015年を振り返り、ここで少し2016年に流行りそうなマーケティング手法を私的にご紹介しておく。
1.タテ型動画がくる!?動画広告は引続き加速
Philadelphia Cream Cheese Blueberry Snapchat Ad. from StudioFets. on Vimeo.
上記は、アメリカで人気のスマートフォン用のチャットアプリSnapchatのタテ型動画広告の説明動画だ。
Snapchatではタテ型動画広告枠が配信されているらしく、従来の横長の動画と比べて約9倍の完全視聴率を記録したというデータもあるそうだ。
youtube、facebookでもすでにタテ型動画に対応しており、今後日本でもタテ型動画が増えそうだ。
360°動画も注目が集まる。動画プラットフォームは今後も見逃せない。
2.記事だけじゃないインタラクティブコンテンツ
Content Marketing Comes of Age from Getty Images on Vimeo.
上記はLEGO、マイクロソフト、コカ・コーラ社、P&G、レッドブルなどコンテンツのマーケティングキャンペーンを最古のものから最新のものまで紹介している動画だ。これを見ると非常におもしろい。コンテンツとは何か?というものを考えさせられる。
ここ数年はとにかくコンテンツマーケティング(SEO的な)の年だった。どの企業もブログを書くことや、いい記事を書くことは、当たり前になってきており、クリアできてきている。そのような流れもあってネット上には、たくさんの記事が溢れており、競い合っている。記事だけではなく、動画、ライブ配信、ポッドキャスト、インフォグラフィック、アプリなど記事では表現できないことが増えていくし、是非挑戦してほしい。
ただ考えて欲しいのは、コンテンツマーケティングとはSEOが主ではない。ということだ。
3.ウェアラブルデバイス、「モノのインターネット(IoT)」が進化
Orphe: Smart Footwear for Artists and Performers from no new folk studio on Vimeo.
上記は、IoTの一種で、Orpheは照明となり楽器ともなる、パフォーマンスに特化したスマートシューズ。
デバイスとモーションセンサー、LEDなどと連動し、インタラクティブな動きを実現ができるそうだ。ダンサーじゃないけどほしい。
2015年からIoT技術を使った様々な企業の試みが増えている。
まだまだ、一般に浸透とは言いがたいが、近い将来、日常生活に溶け込んで来るだろう。
4.パーソナライゼーション
パーソナライズした広告やコンテンツを届けること、今後のデジタルマーケティングでも重要になりそうなひとつです。
顧客データを活かし、それぞれに合ったコンテンツを表示させたり、メールを配信したりと、これまでの一方通行だったものから、大きく変わっていくでしょう。
すでにそのような機能をもったツールはたくさん存在し、すでに行っている企業、webサイトも多数存在する。
顧客1人ひとりにあわせて最適化された体験が求められる時代が本格的に到来しているのです。
何も新しいことが全てではない。やるべきことをやる。その中に新しい要素を入れてみては?
このようにデジタルマーケティングは加速しまくっている。
なかなかついていくのに精一杯ということころだ。恐らくほとんどのマーケッターがそうなのかもしれない。
トレンドを予測してみたが、中小企業やウェブの集客が主でない方にとっては、トレンドがすべて当てはまるわけではない。
あたりまえのことをあたりまえに実践していくことも必要なのだ。
ただその中でもひとつ動画をとってみるや、ツールを使ってみるなど、いろいろ試してみてはいかがだろうか。
基本的には新しいことしか出で来ないのだから、それに慣れるためにも是非おすすめしたい。
でも見落としてはいけない、紙・リアル媒体、実はそこに最大のチャンスがある!?
とまぁ滾々とデジタルなお話ばっかりになってしまったが、実は今回言いたいのはデジタルではなく、アナログなお話。
デジタルマーケティングはとにかくサイクルが早く、流行り廃りがある。これとは今後も付き合っていかなければいけない。
マーケティング関連の情報を漁ればデジタルマーケティングのことで溢れているかもしれないが、意外と今までやってきている紙のクリエイティブや施策に目を向ければ、一気にパフォーマンスを上ったりすることがある。
どうも目がインターネット関連に行きがちだが、実はそこに答えがないケースがある。
とある有名コスメブランド会社の話。
ここでとある有名コスメブランド会社の話をひとつ。
コスメというか石鹸だ。洗顔石鹸や美容水などスキンケア商品を展開しているフランスの超有名な会社
自立肌をテーマにしており、ファンデーションなしでも綺麗な肌になるというもの、商品からパッケージまで、そのこだわりようは他を圧倒している。
当然ファンも多く、安価ではない。
新規客かつ、LTV(ライフタイムバリュー)の高い優良顧客のそのほとんどは、既存客からの紹介だそうだ。
答えは・・・・
この会社は、紙のDMに最も力をいれており、優良客を創るのも紙のクリエイティブからが一番多いらしい。
実際に、その紙のDMを見たが、その作りこみに感動を覚えたほどだ。
納得というしかないほどに。
紙はなくならない。
やはり、紙メディアは、人の興味を引きつけやすいし、web媒体と違い実体があるので印象に残りやすい。
手触り、質感、まさに「実体」であるがゆえの「実感」に価値を感じることができる。
これからもデジタルマーケティングは加速するが、紙はなくなることはないだろう。
むしろ、紙メディアは、デジタルから解放しれくれるくらいの存在感がある。そういった意味では、紙媒体はむしろ新鮮な手段なのだ。
ただし、同時に紙メディアやリアル広告媒体での反応が落ちてきているのも事実だ。(ポスティングや新聞広告なんかは特に)
紙も今の時代に合うように進化していかなければならないということだ。顧客目線に立ち、
- どうしたら目にとめてくるか?
- 情報を伝えることができるか?
- 保存してくるか?
- 反応してくれるか?
という点を考えるべき。多様性が求められるのは紙もデジタルもいっしょ。
弊社は一見web制作が主ではあるが、
デジタルマーケティングも駆使し、紙メディアも活用できるそんなweb制作会社、マーケッターでありたいと思う。
次回は私が携わった紙メディア、リアル媒体の事例を紹介しよう。ほとんどが、爆発的ではないにしろ、息も長く、今でも使えているものばかり。新しいことでもなんでもない。
それでは。