ジーニアスブログ – WEB制作会社ジーニアスウェブのお役立ちブログ

Googleショッピングに掲載する商品の登録・更新を行う際に知っておきたい”ポイント”

みなさん、こんにちわ。志々目です。

1回目 Google商品リスト広告を始める前に確認しておきたいメリット・デメリット
2回目 Googleショッピングに掲載する商品の登録・更新を行う際に知っておきたいポイント
3回目 一度自社の商品ページを訪れた見込み客への販促対策

本日は、1回目の「Google商品リスト広告を掲載する際のメリット・デメリット」に続き、Googleショッピングへの広告掲載に必要な商品データ登録の大まかな流れと、更新作業のポイントを中心にご説明いたします。

商品データ登録の大まかな流れ


■GoogleMerchantCenterでMerchantアカウントの開設

こちらのリンクからアカウントを開設します。
ここでは、自社ECサイトのURLが自社所有のものであることをGoogle側に証明する作業が必要になります。

確認と申し立てについて
Merchant Center に Google ショッピングの商品データをアップロードするには、事前にショップのウェブサイトの URL の確認と申し立てをしておく必要があります。確認とは、そのウェブサイトの URL の正規の所有者がお客様であると Google に知らせることです。申し立てとは、確認済みのウェブサイトの URL を自分の Merchant Center アカウントに関連付けることです。
引用:https://support.google.com/merchants/answer/176793

■ データフィードの作成

データフィードという言葉は、あまり聞き慣れない方が多いと思いますが、商品情報や在庫状況を掲載可能なフォーマットに置き換えたものを指します。

Google側で指定されたフォーマットに従い、商品情報をGoogleスプレッドシート(推奨),もしくはエクセルシートに入力します。

<基本的な商品情報>

・id [id] – 商品アイテムの ID
・商品名 [title] – 商品アイテムの名前
・商品説明 [description] – 商品アイテムの説明
・google 商品カテゴリ [google_product_category] – Google が定めた商品アイテムのカテゴリ
・商品カテゴリ [product_type] – ショップが定める商品アイテムのカテゴリ
・商品リンク [link] – ウェブサイト上の商品アイテムページに直接リンクする URL
・モバイルリンク [mobile_link] – モバイル向けランディング ページの URL
・商品画像リンク [image_link] – 商品アイテムの画像の URL
・追加の商品画像リンク [additional_image_link] – 商品アイテムに追加する画像の URL
・状態 [condition] – 商品アイテムの状態

GoogleAdwords側では、登録済み商品の表示/非表示、入札単価の調整は行いますが、商品情報の追加や編集はすべてデータフィードを編集することで反映される仕組みになっています。

1回目でもご紹介しておりましたが、表示回数を増やしたい、掲載順位を上げたいという場合には、Adwords側として出来ることが入札単価の調整のみになりますので、有効とされる以下のような改善はすべてデータフィード側で行うことになります。

・商品名・商品説明に、ユーザーが検索しそうなキーワードを入れる
・google 商品カテゴリ、商品カテゴリは、小カテゴリまで設定する

データフィード更新作業のポイント


■30日に1度、データフィードの更新を

特に商品情報の変更が無い場合であっても、30日に1度はデータフィードの更新を行う必要があります。

商品数が少なく変更がない方にとっては、初回の商品登録のみで終わりたいところですが、Googleではこの30日に一度の更新を必須にしています。
Google側で商品カテゴリ等の仕様を不定期に変更することがあるようで、変更による差分を適応させるためにも必要な作業のようです。
更新作業を放っておくと最悪アカウントを停止されることもありますので、注意が必要です。

■スムーズな更新作業には、Googleスプレッドシートがおススメ

社内や外注会社による複数人数で管理することを考えると、オンラインで更新が出来・更新履歴も残るスプレッドシートを使うことはマストです。
以下の手順でアドオンを使用することで、MerchantCenter管理画面に入ることなく、変更した差分データのみをアップロードできます。

アップロードした商品データにはすべて審査が入るため、最大で1日は広告が表示されない状態になることもありますが、この方法であれば変更点のみをアップロードすることになりますので、無駄な機会損失を防ぐことが出来ます。

まとめ


少し複雑に思える仕組みですが、Google商品リスト広告は、直接自社ECサイトへ飛ばせるというメリットがあり、そこが他のモールに掲載する広告との大きな違いになります。

最近では、Googleショッピングに限らず、Amazonや楽天などの複数のモールへ自社商品を掲載される企業が増えています。こうした需要もあり、3年程前から自社サイトの商品情報を自動で取り出し、各モールの入稿フォーマットに合わせたデータフィードを自動生成してくれるようなサービスを提供する企業も出てきました。

株式会社サイバーエージェントのCA DataFeedManager
株式会社フィードフォースのDF PLUS
この2社は、日本でも早い段階でサービス提供を開始されており、今では多くの大手企業が使用するサービスに成長しています。

上記のようなサービスは毎月の費用がかかるのですが、リソースの削減にはとても効果的なので、以下の条件を満たされている方にはおススメいたします。

今回ご紹介させていただいたのは、上記に当てはまらない”商品数が少ない”、”在庫にあまり変動がない(受注生産等)”、”リスティング広告をしているが、Google商品リスト広告は試していない。”という方に向けたものでした。
自社ECサイトを構えてはいるけれども、売り上げが伸びない。という方は、どれぐらい効果が上がるのか一度試してみられても良いかと思います。

3回目は、「一度自社の商品ページを訪れた見込み客への販促対策」について、ご紹介したいと思います。

それでは。