ジーニアスブログ – WEB制作会社ジーニアスウェブのお役立ちブログ

EC-CUBEが選ばれる理由、ネットショップ開発に携わったエンジニアが考えてみた。

こんにちは、甲斐です。
『そうだ、ネットショップを始めてみよう。』
そう考えたときにネットで調べると一度は『EC-CUBE』を目にすると思います。

今回は、EC-CUBEのカスタマイズに携わったエンジニアが、EC-CUBEが選ばれる理由を考えてみたいと思います。

当記事の対象者としましては以下のとおりです。

どうぞ最後までよろしくお願いいたします。

EC-CUBEとは?

EC-CUBEとは、国内シェアNo.1のECサイト構築のためのオープンソースパッケージになります。2006年に初代のEC-CUBEが産まれ、昨年2018年にはEC-CUBE4がリリースされました。

日本国産の商用利用可能なオープンソースパッケージなため日本国内の導入事例はとても多いです。また、EC-CUBEはアクティブなオープンソースなため現在も開発が進んでおります。

なぜEC-CUBEが選ばれるのか?

01ネットショップとして必要最小限の機能を有している

フルスクラッチでいちからネットショップを作るのは…実はとても大変です。

お客様の個人情報を管理する会員管理、お客様の注文情報を管理する受注管理、販売する商品情報を管理する商品管理、その他様々なネットショップとして必要不可欠な機能をいちから作るとなると、設計、実装、テストに膨大な時間がかかってしまいます。

EC-CUBEはネットショップとしての必要最小限の機能がすでに出来上がっていますので、フルスクラッチで作るよりも設計や実装にかかる工数を抑えることができるのです。

ある程度の型があるのは、お客様もエンジニアも助かりますね。

02プラグインをインストールして機能を追加できる

EC-CUBEはプラグインをインストールして機能を追加できます。(WordPressと同じですね。)

プラグインはEC-CUBEのオーナーズストアからダウンロードしてEC-CUBEにインストールすることができます。なので、カスタマイズをしなくてもプラグインをインストールすれば機能を実現できることもよくあります。

ただ、他でインストールしたプラグインと競合し正しく動かなくなる可能性がありますのでプラグインの入れすぎには要注意です。しっかりテスト環境などで動作確認をしてから本番に反映しましょう。

03クレジットカード決済のプラグインが決済代行業社から公式で配布されている

ネットショップの決済にクレジットカード決済があると便利ですよね。しかしながら、クレジットカード決済をいちから実装すると大きな工数がかかってしまいます。また、セキュリティ事故のことを考えますと信頼性の高い決済システムを作る必要がありテストも十分に行う必要があります。

そんな心配もEC-CUBEには不要で、決済代行業者によるクレジットカード決済のプラグインが公式で配布されております。そのため、セキュリティの高い信頼性のあるクレジットカード決済を簡単に導入することができます。

決済代行業者との審査・契約を済ませプラグインの設定を済ませますとクレジットカード決済が使用できるようになります。

セキュリティが高く信頼性の高いクレジットカード決済を簡単に利用できるのは、エンジニアも運用者も利用者も助かりますね。

04高いセキュリティ

ネットショップは個人情報の宝庫であり、個人情報流出は絶対に許されません。

EC-CUBEのセキュリティはとても万全で、もしバグが有ったとしてもセキュリティ報告を速やかに発信し修正パッチの配布もとても早いです。

EC-CUBEの中身のプログラムを一通り理解できている私が見ても、とても高いセキュリティだと思います。

05困ったときに日本語で検索できる・質問できる

もしプラグインで実現することのできない機能を求められたときはソースコードに実装を加えていきます。
EC-CUBEのソースコードが読めるようになりますと機能の実装もできるようになりますが、初めてEC-CUBEに実装を加える人などはどうしたらよいか悩むと思います。

でも大丈夫です。EC-CUBEは日本国産のパッケージであるため、日本語で技術的なことを調べてみると案外答えが見つかるケースもあります。また、技術的な相談にのってくれる日本語のEC-CUBE開発コミュニティがありますのでそちらに質問するのもありだと思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか。EC-CUBEという単語は知っていても具体的に何が良いのかわからない方に当記事がお力になれば幸いです。

それでは。