ジーニアスブログ – WEB制作会社ジーニアスウェブのお役立ちブログ

EC-CUBEのカスタマイズに携わったエンジニアがECサイトにクレジットカード決済を導入するメリットとデメリットを紹介!

今回は、EC-CUBEのカスタマイズに携わったエンジニアが、ECサイトにクレジットカード決済を導入するメリットとデメリットを紹介いたします。

当記事の対象者としましては以下のとおりです。

どうぞ最後までよろしくお願いいたします。

ECサイトにクレジットカード決済を導入するメリット

01直接的な金銭のやり取りが不要で楽、お得。

クレジットカード決済は手元にあるクレジットカードの番号・名義・有効期限・セキュリティコード(契約によっては3Dセキュア)を入力するだけで決済が完了し、エンドユーザにとっては非常に楽です。

もしECサイトにクレジットカード決済がない場合は代金引換か銀行振込となるのですが、エンドユーザ的には…

…などの不便さがあったり、お得感がありません。

クレジットカード決済を対応しているECサイトと対応していないECサイトでは便利さやお得感が違ってしまうため、同じような商材を売っているECサイトがあってそちらがクレジットカード決済を導入していたら、、エンドユーザはそちらに流れしまうかもしれませんね。

エンドユーザ的に便利なのかお得なのかを考えた上でクレジットカード決済の導入し機会損失を防いで行きましょう。

02エンドユーザに少しだけ欲を出してもらえる→ECサイトの売上につながる。

クレジットカード決済を利用したことある人ならわかると思いますが、クレジットカードには分割払い・リボ払いなどの支払い区分があります。そのため、今はお金が無いけど少し後ならお金があるエンドユーザに少し頑張ってもらい高い商品を買ってもらえる可能性があります。

また、クレジットカード決済は実際のお金が手元にないため金銭感覚的に使いすぎてしまう傾向があります。そのため、頑張った自分へのご褒美などを大きく買ってもらえる可能性があります。

エンドユーザ的にはご利用は計画的にですが…クレジットカード決済はECサイトの売上につながる可能性があるのです。

ECサイトにクレジットカード決済を導入するデメリット

01不正利用によるチャージバックが発生し不利益を被る可能性がある。

クレジットカード決済にはチャージバックという売上取消処理というものが存在します。チャージバックは主に第三者による不正利用で注文された際に発生します。

チャージバックが発生するとクレジットカード会社へ売上金の返金が行われます。しかしながら、不正利用され発送が完了した商品が手元に戻ってくることはほとんどありません。そのため、ECサイト側に売上金分の損失が発生してしまいます。

高額商品を取り扱うECサイトの場合は、とくにチャージバックで被る被害は大きいので対策をしておきたいですね…。

ECサイトとしての具体的な対策としては…セキュリティコード・3Dセキュアのオプションを契約し、決済時の一手間を加えてあげることでセキュリティレベルを高めることができます。

また、決済代行業者によっては3Dセキュアのオプションを付けることでチャージバックが発生した際に保証してもらえる契約もあります。

クレジットカードの不正利用の手口は巧妙のため完璧な対策は難しいのですが、セキュリティレベルを高め少しでも未然に防いだり契約で保証してもらうしかないですね。

クレジットカード決済の導入にはこういった危険性もあるということを念頭に置いておいてください。

02常にセキュリティを万全にしておく必要がある。

ECサイトを独自で開発したりオープンソースのEC-CUBEで構築していたりする際は特に注意する必要があるのですが、セキュリティを万全にしておく必要があります。

脆弱性や不具合があることがわかった時点で対策を講じて、流出や不正利用を防ぎましょう。

EC-CUBEで構築されたECサイトであれば、公式からの脆弱性情報を確認し必要があれば決済プラグインのアップデートを行いましょう。もちろんプラグインのアップデートを行うことによるECサイトとしての機能に不具合が発生しないかを十分に検証した上でプラグインのアップデートを行いましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
ECサイトにクレジットカード決済を導入することによって売上につながったり機会損失を防ぐことができるのですが、セキュリティ面での対策を講じていく必要があるということがわかりましたでしょうか。

以上のことを検討した上で、ECサイトに便利なクレジットカード決済を導入していきましょう。

次回は、ECサイトにクレジットカード決済を導入する大まかな手順を紹介できればと思っております。それでは。