ごきげんよう、皆様。押川です。
12月に入り、なんだか日々があっという間に過ぎていくような感覚を覚えております。
今年ももう僅かなのだなぁとジワジワ認識しつつ、年がすぎるのはこんなに早いものだったかと、年々その早さに戦々恐々としています。
さて、今回の内容は一眼レフで素材を撮影するときにこれさえ知っていれば初心者でもいい感じの写真が取れるというものです。
実際私も訓練校の授業で初めて一眼レフを使いました。それでも意外といい感じの写真が取れたので、大丈夫かと思います。
基本は一眼レフカメラの設定だったりですが、普通のコンパクトデジタルカメラやスマホにも、性能は別として同じような機能がついていたりするので、
「一眼レフなんて高いの持ってないよ!」なんて方でも、普段使いのカメラで案外使えるかもしれません。
1.レンズのミリ表記
一眼レフではレンズが特徴ですね。よく18-55mmとか表記されているあれです。
これは何かといいますと、ピントを合わせた時の被写体との焦点距離になります。
数値が小さいものほど広角で、大きくなるほど望遠ですね。これの事を画角といいます。
まあ、被写体から引いて見えるかアップしているかと認識していれば問題ないかと。
細かいことは下記のサイトで分かりやすくまとまっていますので、興味のある方は覗いてみてください。
http://www.nikon-image.com/enjoy/phototech/manual/19/01.html
2.光・明るさの設定
写真を撮るときは明るさが気になりますよね、それらの調整をするのが下記の3つの項目になります。
それぞれ特徴があるので、撮影場所や被写体に合わせて、バランスよく調整していきます。
・絞り(表示される単位:F)
絞りとはとりあえず、「光の通り道の車線の数」と認識して下さい。
絞りを開ける(通り道を広げる)とオプションでピントが合う範囲が狭くなります(ピントが合っているところ以外がボケやすい)。
逆に、絞りを絞る(通り道を狭める)とピントが合う範囲が広くなります(全体にピントが合う)
例えば、実際のカメラの表記ですとこんな感じ。
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f3.5~f32
ボケる←→ボケない
明←→暗
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つまり、数値が小さいと明るいですがボケやすく、大きいとボケないですが暗くなるということですね。
・シャッタースピード(表示される単位:SS)
これは、シャッターボタンを押してから実際に撮影されるまでのスピードで、光が通過できる時間のことです。
シャッタースピードを長くするとオプションで被写体をブラしたような写真が撮れたり、シャッタースピードを短くすると一瞬の動きを止めて写すことが出来ます。
例えば、実際のカメラの表記ですとこんな感じ。
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30″~1/4000 秒
遅←→速
明←→暗
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秒数が多くなれば、シャッターを切る時間が遅くなり光を取り込む時間が長くなるので明るくなり、逆に早いと光を取り込む時間が短くなるので暗くなります。
・感度(表示される単位:ISO)
感度は高くすると写真の見かけを明るくできますが、実はもともと無いものを水増ししているのです。そのため品質が低下し、ザラついてノイズの入ったような写真になってしまいます。
逆に、感度が低ければ水増しは少ないのでキレイな写真になりますが、そのためにはたくさんの光を入れなければなりません。
この辺りはスマホやデジカメにもありますね。
例えば、実際のカメラの表記ですとこんな感じ。
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ISO1600~100
ノイズが出る←→きれい
明←→暗
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以上を使って、明るさの調整を行います。
例えば、ピントやボケは問題ないけど暗い時は、シャッタースピードかISO感度を変えてみたり、動いているものを撮りたいときはシャッタースピードを短くして、他の2つで明るさを調整したりなどですね。
状況に応じて、どれをいじればいいかが変わるので実際に触れてみることが一番の覚える近道になるかもしれないです。
写真の明るさについては下記を参考にするとより具体的に説明されています。
http://photo-studio9.com/relationship_between_picture_and_luminosity/
http://photo-studio9.com/exposure_compensation/
3.ブレとピントは直せない
さて、ここまで長々と書きましたが正直明るさとか色味はPhotoshopなどのツールである程度どうにかできます。もちろん、限界はあるので撮影の時から理想の状態を撮影するのが望ましいです。
ですが、そんなことよりも大事なものは「ブレ」と「ピンぼけ」です。
この2つは、どう頑張ってもツールでは直せないです。なので、撮影時は必ず安定した場所で撮ったり、撮影した画像はその場で確認をしましょう。
後で見つけて、撮り直しが難しい!という状況はなるべく避けたいですよね。
基本的なことはまだあるのですが、とりあえずこれさえ知っていればなんとかなるかなと思います。私もそこまで詳しくないのでどうしてもの場合はプロの方に頼むのが一番でしょう。
でも、このような事を知っているだけでも実際の場面に出くわした際、意外となんとかなったりするかもしれません。
素材撮影にかかわらず、写真を撮るのが好きな方もぜひ参考にしてみてください。