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スケジューリングを疎かにしたことで起こった事例とは?

関西地方、梅雨入りしたんですよね?
それなのに昨日はものすごい快晴でしたよね。
そして今日は肌寒い…相変わらず気まぐれなお天気ですね。
どーも、香川です。

今回のテーマは”スケジューリング”についてです。

いわゆる失敗事例になりますので、「人の振り見て我が振り直せ」的なスタンスで読んでくださると幸いです。

現在、とあるサイトのリニューアル中でありまして、実は今日がその公開日なんです。
いつもより神経が研ぎ澄まされるている状態という訳です。

そんなトランス状態の日に何を反省したいかと言いますと、スケジュール、つまり納期についてになります。

何の仕事でもそうだと思いますが、納期って決まってるハズですよね。
ホームページ制作で言うと、Web上に公開する期日にあたります。

クライアントによっては、「◯月◯日に必ず間に合わせてほしい!」といったご依頼をいただいたりします。
中には、とんでもないタイトスケジュールの場合もあります。

それでも引き受けた以上は、必ず間に合わせなければいけませんよね。
それが信賴であり、仕事である訳ですから。

しかし、まれに公開日が「特に決まってない」というケースがあります。
今回ご紹介する事例が、まさにそのケースにあたります。

納期が明確でない案件


ガチガチのタイトスケジュールはハードですが、「決まっていない」のもまた、大きな問題であります。
何故なら、当案件だけでなく別案件の業務の遅延を招いてしまうという恐れがあるからです。

一見すると、「ゆっくりだから他の仕事に手が回せる」と思われるかもしれません。
そのような余裕が、業務の遅延を引き起こしてしまったのです。

実を言いますと、本案件、当初の予定では公開日をG.W明けぐらいに設定していました。
ところがどうでしょう。
公開日は、本日6月5日です。

何故そのようなことになったのでしょうか。

原因は単純で、明確なゴール(公開日)が決まっていなかったことでした。
公開日の設定が甘く、G.W明け”ぐらい”というアバウトな設定しかできていなかったのです。

クライアント側は、急いでいる訳ではないので「とにかく良いサイトを作ってほしい」「公開日の指定は特にない」といった感じでした。
そこから、ざっくりとしたスケジューリングによる工程が始まってしまったのです。

途中の予定変更は付き物ですが、ゴールを決めない過程ほど、スローに進んでしまうものはないのです。

もちろん、のんきに構えていた訳ではありません。
進められる工程から、順次進めていきました。

しかし、制作側、クライアント側に認識の違いが生まれていたのでした。
打ち合わせは何度も繰り返し行っておりましたが、クライアント側にしっかりと伝わっていなかったのかもしれません。

コミュニーケーション不足もあった訳ですね。

サイト制作を進めるにあたり、クライアントにもご協力いただく工程があります。

例えば、写真のご用意もそうですし、お客様の声や事例などもそうです。
スタッフ紹介や会社紹介に使用する資料の準備も該当します。

これらの準備作業ですが、クライアントには本業がある訳ですから、どうしても後回しになってしまいます。
その間に、進めたくとも進められない期間が発生してしまったのです。

それらはもちろん、ディレクターである私の責任になります。
ディレクション不足を露呈する案件となってしまいました。

特段、クライアントに不満を持たれたという訳ではありません。
「焦らず良いものを一緒に作れた」という印象を与えたことでしょう。

 

ディレクターが考えなければならないこと


それでも、結果として「業務の遅延を招いてしまった」という事実に変わりはありません。
何故なら、次の案件はいくらでも控えているのですから。

やはり、ゴールを明確にしておかなければならなかったのです。
例え、クライアントが良いと言ったとしてもです。

ディレクターに求められる能力とは、仕事を回すことだと思います。
複数の案件を同時に動かし、結果とお客様の喜びの声を勝ち取ることだと…。

今回は、ディレクターの能力を考えなおす重大な事例だと捉えています。
”早ければ良い”とは思っていませんが、”なる早”をこなせるディレクターでありたいと思っています。

これから公開作業に入ります。
…今だけはそっとしておいてくださいね。
それでは。