ビジネスで収益を伸ばし成功するためには、顧客の購買行動や学習法に、
マーケティングを近づけていかなければならない。
ーブライアン・ハリガン Hub Spotのチーフエグゼクティブ
皆さんこんにちは。加藤です。
前回、マーケティングオートメーション(以下MAと略記)について触れました。
マーケティングオートメーションを活用して「顧客と長期的な信頼関係」を築こう
今回はそのMAについてもう少し掘り下げて見ていき、「MAツールを活用して自社サービスを発信する具体的な施策」についてお話したいと思います。
特に今回見ていきたいのが、自社の顧客になる前の段階、つまり「見込み客」に適切なアプローチを行い、顧客化につなげる段階についてです。
MAツールを活用するなら、まずメルマガ配信から行おう
MAツールのメリットについては前回もお話したように、顧客情報、商談情報、自社の営業活動を「一元管理」と「共有」する事により、自社のビジネスの状況が見えるようになるといったところになります。
そこで肝心なのは、「一元管理できてめでたし」ということではなく、その後これを利用し、「効果的に自社サービスの発信」をすることで、顧客との長期的な信頼関係構築に活かさなければなりません。
MAツールを活用して、「自社のサービスの配信」をする施策は様々なものが挙げられますが、中でも「簡単で効果的な施策」として挙げられるのが「メールマガジンの配信」です。
メルマガ配信は業界問わず、自社サービスを発信し既存客・見込み客のフォローを行える有効な施策です。
メルマガのメリット
・とにかく低コストである
・好きな時間に配信できる
・一気に大量に配信できる
このように、自社のサービスを発信する上で、「手軽で有効な手段」であると言えます。
MAツールには一括メール配信による顧客へのアプローチや、自動メール配信を設定出来る機能が備わっており、これを活用することで自社サービスの情報を等をメルマガを通じて発信することができます。
「見込み客」にメルマガを配信しよう
メルマガを配信すると言っても、ここでは不特定多数の人に配信するのをよしとしません。
つまり、配信する前に「誰に送るのか?」が重要であり、そのために配信するリストを作成する必要があります。
見込み客リストは、イベントやアンケート、HPのオファーをダウンロードする際、記入してもらった情報をMAツールに紐付けることによって、自動生成する事ができます。
これにより、「自社サービスに」興味関心を持っている人たちだけに配信することが可能になります。
弊社がzohoを利用してクライアントに対して主に行っている施策は非常にシンプルなもので、HPに訪れた人たちで「無料PDF資料」といったオファーをダウンロードした人が自動的に「見込み客リスト」に登録されるよう設定を行っております。
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このように適切なマッチングを図ることで、数撃ちゃ当たるといったように不特定多数の人に送るのと比べ、自社と顧客・見込み客との”ズレ”が解消される事が期待できます。
これが冒頭引用したように、「顧客の購買行動や学習法に近づける」ということになります。
次回へ
今回はMAツールの活用例として、メルマガ配信によって見込み顧客にアプローチする事をお伝えしました。
メルマガは昔からある手法ですが、顧客との関係をつなげる大切な施策の一つです。
ですので、次回は「MAツールを活用したメルマガ配信」についてもっと掘り下げ、実際に行っている施策を例に、具体的なアプローチの方法等についてお話したいと思います。
それでは。