はじめまして。ジーニアスウェブの有村です。
本日より、ジーニアスウェブのブログに記事を投稿ささせて頂きます。
よろしくお願いいたします。
ジーニアスウェブにお世話になるようにって2週間が経ちましたが、日々新しい事を学ばせて頂いてます。
また、今までの経験を振り返って復習出来る良いタイミングでもあります。
その中で、改めて 「はっ!」 とさせられた事があったので、ご紹介します。
検索キーワードはお客様の質問です。
例えば家電量販店に行って、「お風呂で見れるテレビはありますか?」と質問した時に、店員さんが勧めて来たのが、40型の大型テレビだったらあなたならどうしますか? しかも防水では無いとしたら…。
私なら、「違うんだけどな…」と苦々店員の話を聞きます。普通の人ならお店を出て言ってしまうでしょう。
実際の家電量販店でこういうことはほぼ無いと思いますが、web(リスティング広告)では結構こういう事が頻繁に発生しています。
「お風呂で見れるテレビ」を探す時に私ならまず最初に「お風呂 テレビ」と検索をします。
この「お風呂 テレビ」というのが、先の例でいう「お風呂で見れるテレビはありますか?」と同じ意味になるんですね。
そして、「お風呂 テレビ」で出てきた結果を見てみると、確かに防水テレビを紹介する広告もあれば、中には、お風呂のリフォームをお勧めする広告もあります。
家電量販店で「お風呂で見れるテレビはありますか?」と質問したら、「では、お風呂のリフォームをしましょう。」と提案されたらどうでしょうか?
※補足:上記は今回言いたい事をわかりやすくする為に例に上げましたが、コンクエスト戦略などのマーケティングの仕方によっては正しい選択となることもあります。
検索キーワド(お客様の質問)からお客様の求めている答えを用意することが大事
「お風呂 テレビ」と検索して出てくる広告は、防水テレビなどのお風呂で見れるテレビを紹介する単語が含まれている事が望ましいです。
防水テレビを求めているお客様に、40型のテレビを宣伝してもだれも買ってはくれません。
例えが大げさなので、そんなの当たり前と感じるかもしれませんが、意外に 「はっ」 と思い当たる節がある人もいるのではないでしょうか?
別の例で「安くて大量に入っているクッキー」を売りたいのでLPを作りたいとします。しかもこのクッキーはOLに人気で、デスクの上に常備してあるほどお手軽なクッキーです。
しかし、キャッチコピーを考えて瞑想しているうちに、こんなキャッチコピーになっていませんか?
「昼下がりの午後、テラスでひとり、お紅茶とクッキーをたしなむ私」
他には、材料に無農薬の小麦粉を実は使っていて、お客様の求めていない、お店側が言いたいだけのキャッチコピーになっていたり…
「〇〇さん家の無農薬の小麦粉を使ってます」
「クッキー 安い OL人気」と言うキーワードで入って来たのに、中のページでポエムを聞かされたり、うんちくを語られても響かないかもしれませんね。
質問を違った角度からみてみると?
1つ注意点は、検索されたキーワードがお客様が本当に求めた質問で無いかもしれないという可能性です。
「お風呂 テレビ」というキーワードで防水テレビを探している人達はどんな人達でしょうか?
- 見たい番組を逃したくないけど、お風呂にも入りたい。
- 長風呂したいけど、暇だからテレビでも見ようかと考えている人。
例えば上記な様な人達がいたとします。
ここで少し違った角度から見てみるとします。
1番の方なら、ただ単に家電量販店で買ってきただけの防水テレビと、お風呂のリフォームで綺麗にテレビを取り付けるとを比較して、リフォームをすることによるメリットを十分に伝える事ができたなら…。
2番の方なら、そもそも理由が長風呂なので、テレビという選択肢では無く、もっと他の方法で長風呂出来るようなリフォームを提案することができたなら…。
先ほど否定的だったお風呂のリフォームを、なんだか勧められそうな気がしてきませんか?
本来はKBFや3C分析などもっと細かく調査して決めるとことですが、単純に検索キーワードと広告(LP)の関係を「お客様の質問にどう応えるか?」と訳してみるだけで、少し考え方が変わるのではないでしょうか。