はじめまして、鶴川と申します。
8月からこちら、ジーニアスウェブでWEBデザイナーとしてお世話になっております。
以後どうぞよろしくお願いいたします!
さて早速ですが、先日は「アドテック関西 2015」に参加させていただいたので、そのレポートを書かせていただきます。
目次/このページでわかること
■アドテック(ad:tech)って?
WEBに携わる方ならご存知の方が多いと思いますが、
世界7都市で開催されている大規模なデジタルマーケティングに関するカンファレンスです。
東京では2009年から、大阪では去年から開催されております。
■参加したセッションでのお話
今回複数のセッションに参加させていただきましたが、CMプランナーとして活躍されている山崎氏のクリエイティブのあり方についてのお話が印象深かったので一部抜粋します。
「広告」は興味がない、が前提。だからどうするか。
私たちにとって広告は密に関わる媒体ですが、市場は広告に興味はありません。
興味がないから、見たくない。
では見たくないものを見たいと思ってもらえるようにする為には何が必要なのか。
それは「言葉」や「意外性」、また右脳(人間の生理・本能)を刺激するようなモノであること。
また、どうしても企業は商品の良いところを伝えたいがために、
その商品を褒めてしまいがちですが、
広告慣れしている市場にとってはそれがうっとうしい、うさんくさいと感じてしまう。
だから、広告では商品をほめず、けなさず、ありのままを伝える。
良い商品は、クチコミで人から人へ伝わっていきますし、
今はyoutubeやSNSなど、伝達手段の幅も広がっています。
だから生理・本能を司る「右脳」を刺激するようなモノは強い、というお話でした。
数年前のCMでも懐かしい、と思い出せるほど印象深いCMを作り上げてきた同氏の作品は、
関西らしくユーモアの溢れるもので、
CMとは舞台は違いますが、WEBでの表現においても遊び心は忘れずにいたいなと思いました。
もちろん、クライアントのニーズを汲んだ上でですね。
■思ったこと
私がいくつかのセッションに参加させていただき面白いと感じたことは、
とある方はモノを生み出すために、
データや数字に捉われず、自分の勘を信じるという話をされており、
かと言えば別のセッションでは、デジタルマーケティングの実績やビックデータの活用法などの講話内容。
相反するのことを言っておられますが、どちらも成功しており、どちらも一方をないがしろにしていません。
やり方は人それぞれであって、どちらを選ぶのかは自分次第です。
ただ、どちらかの感覚や知識が欠けていたりすると、「選ぶ」ことすらできません。
自分の分野外だから、といって得ることを拒むのではなく、
たとえ曖昧でも、一部分でも自分に取り込むことが大事なのだなと思いました。
■まとめ
WEBデザイナーである私にとって、内容は少し距離のある話ではありましたが
デザインを起こすにあたり、”市場を知り、引き出しを多く持つ”ことはとても重要です。
私も正直、話の規模が大きくふわふわした部分もありましたが(今もしてますが)、
来年・再来年とその距離を縮められるよう、日々精進していきたいと改めて思ったのでした。