事業・ドメインの定義はいったいどうやって見い出せばいいのか。
個々の事業部において、発生する定義を考えるために、3つの軸を使って考える手法が有名です。
(エーベルの事業の定義)
- 顧客グループ
- 顧客ニーズ
- 技術
この3つの軸で事業を捉えるということを前提に、
- 顧客グループ・・・「WHO」
- 顧客ニーズ・・・「What」
- 技術・・・「How」
と置き換えれば、さらに捉えやすくなります。
この3つの軸は、ある程度独立した特徴を持つということがポイントです。
つまりは、特定の顧客ニーズがあるからといって、技術も決まってくるものではない、また、特定の顧客グループがあるからといって、特定の顧客ニーズがあるというものでもないということ。
仮に、都心に住む20代の女性という顧客グループがあったとすると、一定の顧客ニーズではなく、様々なニーズがあります。
それは、より痩せたいキレイになりたいというニーズがたくさんあるかもしれないし、都会だからこそ癒やしを求めるニーズがあるかもしれない。
3つの軸がある程度独立しているので、それぞれを3次元の座標軸を描いて考えるのが最適です。
この3つの軸の点で、それぞれがどの程度の広さをもち、どの点で他社と差別化をしていくのかを簡単に可視化することができれば、より明確な定義が可能になるというわけです。