こんにちわ、ジーニアスウェブの横山です。
広告の管理画面を数値だけで判断してしまっているあなたには、
あの音と、ケツ叩きをプレゼントします。
さて、
みなさんは、広告のレポートを見たことはあるでしょうか?
ネット広告はほんとにすごいです。
あらゆるデータが取れます。
いくら広告費をつかって、どんなキーワードから、
どれだけお問い合わせが来たか、すべてわかってしまいます。
広告配信システムも、進化がとまりません。
デジタルトランスフォーメーション真っ盛りです。
これからもこの流れは止まりません。
自動化なんかも当たり前。
自動化ってことばだけで聞くとすごいですよね。
なんでも機械がやってくれる。
早くそんな時代が来てほしいものです。
すべてが自動化になって、音声だけで集客ができるといいですね。
とここに落とし穴があります。
まだまだ、機械は完全にはやってくれません。
現れた数値が正しいとは限りません。
広告のレポートや管理画面の数値だけで判断すると、
大きな機会損失を起こすケースがあります。
確かに、数値は正直です。
しかし、その数値は本当に信じていいのでしょうか?
以下のケースで考えてみましょう。
ケース1)
ECサイト
コンバージョンはカート購入完了
ケース2)
歯医者
コンバージョンは予約フォームと電話
さて、この違いは何でしょうか?
ケース1)の場合は、購入=CPOです。
ケース2)の場合は違いますね、電話だけされても、
それが成約につながっているかどうかはわかりません。
さらに、もうひとつ大きな違いがあります。
歯医者のような来店型のビジネスだと、
圧倒的に電話が多く、スマホで電話をかけることもありますが、PCで電話をすることも当然あります。
その場合は、完全な計測は不可能です。
この計測の不完全は、例えば、下記のようなことが起こります。
- 管理画面のCVやCPAなどで効果が低いと判断し、露出をしぼる
→ 実はCVの起点になっていたりする広告を絞ることになり、結果的にさらに悪化する - 広告の機械学習が、悪い学習をする
→CVのデータを最重要視されるので、機械が悪い方向に悪さをする
このように、単なる数値だけだと、誤った解釈をしてしまうことがあります。
かなり、乱暴にシンプルに書きましたが、
何が言いたいかというと、
機械や、システムは完璧でないので、
あらゆるデータ、状況を見て、問題点はどこにあるのかを解明し、解決につなげていく、
こういったことが重要であり、
私たちに求められていることのひとつであると、考えています。
広告やデザインや、サイトやなんでもそうですが、
問題解決の手段のひとつです。
問題解決ができるようには、
様々な問題に何度も立ち向かうのが一番の近道な気がします。
「単に問題の解き方を変えるということではなく、解いている問題自体を変えるのだ。」
ポール・グレアム