こんにちは。ジーニアスウェブの山田です。
この前、朝イチで映画を見てきました。9時前だと流石にガラガラで、貸切みたいな雰囲気を味わえて良かったです。調子に乗って映画ハシゴしようかと思いましたが、懐具合がさみしいので止めました。いつかしてみたいです。
さて前回は、サーバー移管時の注意点をお伝えしました。
今回は、実際に移管する際の作業内容に触れたいと思います。
目次／このページでわかること
サーバー移管の流れ
前にもお伝えした通り、あなたのサイト（家）に人を呼び込む（サイト閲覧）ためには、サーバー（土地）上にサイトがあるようにし、ドメイン（住所）も新しい場所で使えるようにしておく必要があります。新しい土地で設定ができれば、前の土地とはオサラバします。
サーバーの契約から始めるとなると、結構な日数がかかります。
一時的には2つのサーバーを併用して使用している状態になるので、サーバーを切り替えた際にどちらのサーバーを向いているのか分からない状態が発生するからです。各サーバー会社も、目安として2〜3日間は、旧サーバーにメールが届いたり、旧サーバーに上げているサイトが表示されることがあります。サーバーを切り替えたからといって、すぐに新しいものに切り替わるわけではないところがやっかいです。
大体の流れは以下になります。
１）サーバー契約、確認
2）メーラー設定（テスト）
3）移管の申請、承認
4）データの移行
５）メーラー設定（本番）
６）ネームサーバー変更
７）旧サーバー解除
サーバー契約、確認
新しいサーバーをどこにするかを決め、登録申請を行います。
web会社が代行することもありますが、基本は契約するご本人様がされるのが一番です。
更新手続きが面倒臭い方はクレジットカードでの自動決済が便利です。
通常であれば、最大24時間以内にサーバーアカウント設定完了メールが送信されます。
メールに記載されているユーザーアカウント情報(会員ID等)を確認し、ログインができるかどうかを試します。
メーラー設定（テスト）
契約した新サーバーに、使いたいメールアドレスを登録します。
初めはサーバーの初期ドメインを使ってメールアドレスが使えるかを確認します。
さくらサーバーであれば、◯◯◯@登録名.sakura.ne.jpでメールアドレスを設定します。
※登録名は、契約時に登録した名前です。
今使っているメーラーにメールアドレスを登録し、他のメールアドレスで送受信を試します。
ドメイン設定
その後、独自ドメインを新しいサーバーで利用するための設定を行います。
コントロールパネル管理画面から、ドメイン設定を選び、ドメインを追加します。
その中に「他社で使用しているドメインを移管する」などの項目がありますので、その申請を行います。
ドメイン移管の場合、転出手続きが必要になりますので、忘れずに行う必要があります。
よく使うさくらサーバーであれば、コンパネ>ドメイン>新規ドメインの追加から、4番の「他社で使用しているドメインを移管する」から、サポートにメールを送り、移管申請の手続きを行います。
データの移行
旧サーバー（今使っているサーバー）に置いてあるデータ（FTP内のファイル）などを、新サーバーにコピーして持っていきます。
旧サーバーと同じ状態にしておくことで、突然のエラーを防ぎます。
メーラー設定（本番）
テストで登録したメールアドレスを本番メールアドレスで登録し直します。
今度は初期ドメインではなく、自分のドメイン名のついたアドレスで登録します。
ネームサーバー変更
ドメインを別で取得しているのであれば（お名前.comとか）、ドメイン管理をしているところにネームサーバーを変更します。
これは「どこどこのサーバーを見ていますよ」という指定のことです。◯◯◯サーバーのns1.◯◯◯.jpから、△△△サーバーのns1.△△△.jpに変更します。各サーバー会社に自社のネームサーバー名称が記載されているので、それをドメインの管理画面で差し替えます。
この作業を行いますと、一定期間不安定な状態が発生します。
即時に反映されず、一定の時間をかけて世界中のネットワークに浸透していきます。
ネームサーバー切り替え中は、メールやホームページがどちらのサーバーに繋がるかを予測できません。
メール設定をしっかりしておくことでメールの取りこぼしはないので、これまでの設定には注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか？以上でサーバー移管が終了です。
複雑な作業になりますが、各サーバー会社の電話サポートでも優しく教えてもらえます。
安全で安心な移管ライフを過ごしましょう。それでは。
