2018.04.10 Tue

何がセーフで何がアウト? 医療広告ガイドラインを頭の中で一旦整理してみる。


こんにちは。 ジーニアスウェブの壹岐です。

先日久しぶりにボーリングに行ってきました!

やはりボーリングは良いです。3ゲームしかしませんでしたが、充分楽しめました。

(次の日から、数日間筋肉痛になったのですが。。)

これから3ヵ月に1回くらいのペースで趣味にしていこうかなと考えております。

 

 

さて、今回は医療広告についてお話致します。

と言いますのも、医療系のアカウントを担当させて頂いたのですが、Yahoo!プロモーション広告で審査落ちをするという事例がありました。

この問題は、広告運用者であればクリエイティブする前に頭に入れておく事が必須であると思い、整理したいと思います。

今回はYahoo!プロモーション広告の医療ガイドラインに沿って話をさせて頂きたいと思います。

 

広告できる内容

まず、どんな表現が広告できる内容かについてです。

Yahoo!プロモーション広告の医療ガイドラインでは、下記の13個のみが表現可能とされています。

医師であること
診療科名
名称、電話番号、所在地、管理者氏名
診療日・時間、予約診療の実施有無
法令に基づき指定を受けた病院・医師等であること
施設設備および従業者に関すること(入院設備の有無、病床種類ごとの数、従業者人数等)
医師等医療従事者の氏名、年齢、役職、略歴、専門性の認定
病院等の管理運営に関すること(医療相談、安全確保、個人情報の適正な取扱のための措置等)
紹介できる病院等の名称、所在地、連絡先等および設備の共同利用の状況、連携に関すること
診療に関する記録の情報提供等に関すること(入院診療計画書の提供等)
提供される医療の内容に関すること(検査、手術などの治療方法等)
医療提供の結果に関すること(平均的な入院日数、外来・入院患者数等)
その他(医療従事者以外の従業員の略歴等、健康検査・保健指導・予防接種の実施、治験、費用支払い方法、駐車設備、送迎、入院患者へのサービス等)

 

禁止される内容

次に禁止される内容をまとめました。大きく分類して6個あります。

これを頭に入れて置けば、医療系アカウントを運用する時に役に立ちます。

調べるとこの部分もアウトな表現なのかと、厳しく審査されていると分かりました。

では、さっそく説明します。

 

<虚偽な表現>

広告に示された内容が虚偽である場合、患者等に著しく事実に相違する情報を与え、適切な受診機会を喪失させたり、不適切な医療を受診させたりするおそれがあるため掲載できません。

つまり嘘は行けませんよという事です。

例えば、「絶対に治る!」などの表現はアウトです。

医学上で絶対という事はまずありえないからです。

 

<他の病院と比較している表現>

他の病院等と比較して、施設の規模、人員配置、提供する医療内容等が優良であると表示することは、事実であったとしても優秀性について、著しく誤認を与えるおそれがあるためできません。

例えば、「〇〇病の治療で日本で有数の実績がある医院」などはアウトです。

嘘はついてないので良いのではないかと思ってしまいますよね。

しかし他の病院よりも優れているとユーザーが認識しかねない表現となりますのでアウトになります。

 

<誇大な表現>

必ずしも虚偽ではなくても、 施設の規模、人員配置、提供する医療の内容等について、事実を不当に誇張して表現したり、誤認させたりする広告は掲載できません。

「知事の許可を取得した病院」という表現があったとします。

確かにそれが事実であってもこちらも他と比較して優位に立つ恐れがある表現である為、アウトになります。

 

<主観的・客観的な表現>

患者や医療従事者の主観によるものや客観的な事実であることを証明できない治療内容や効果の情報を引用した広告は掲載できません。

患者の体験談も患者の主観が入っているのでアウトな表現になります。

 

<病院として品位を損ねる表現>

患者等が広告内容を適切に理解し、治療等の選択ができるよう、客観的で正確な情報の伝達が求められるため、費用を強調するもの、ドタバタ的な表現によって品位を損ねる内容の広告は掲載できません。
※クリエイティブ(画像、タイトル、説明分、表示URL等)においては価格に関する表記はできません。

「今なら施術30%OFF!」などの病院らしからぬ表現は、品位を損ねる為アウトです。

 

<禁止される暗示的・間接的表現>

例えば美容系でよく使用される「アンチエイジング」という表現はアウトになります。暗示的にユーザーを効き目がいい病院と思わせる恐れがあるからです。

また、医師が雑誌や新聞に紹介された事を引用する事もアウトになります。これも優位な病院と誤解を招くからですね。

この暗示的・間接的表現はなかなかアウトの基準が明確でなく、しっかりとした線引きはある程度経験がいるのかなと感じています。

 

 

さいごに

いかがでしたでしょうか?

やはり病院という場所は、人々の健康・命を守る大切な機関です。

その点に気を付けていきながらクライアント様の後押しができればと考えています。

また、医療ガイドラインも更新や改訂がありますので、注意して情報を見て行きたいと思います。

今回は以上になります。それでは失礼致します。

WRITERこの記事を書いた人

鈴木

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