2018.03.28 Wed

予備知識ゼロ、読んで基礎を知るIT「ドメイン編」

皆さんこんにちは。
ジーニアスウェブ 上野です。

先日、夏目漱石の小説「坑夫」を読みました。

私生活の葛藤から故郷を飛び出し、誘われるがままに坑夫になり、
これまでの生活と異なる環境、境遇で暮らす人々との交流を通して
自分の生き方、在り方を見つめ直す・・・。

自暴自棄になり、落ちた先の出来事を淡々と描いているのですが
物語は唐突に終わり、読後何とも言えない気持ちになります。

自分が得た知識や経験を活かすことなく、(知識は財産と言いますが・・・)
物事が終わってしまう、時間が流れることに対して
虚しさ、焦りを覚えました。

今回は業務中で曖昧に覚えていた「ドメイン」について
正しい理解ができるようお手伝いをさせて頂きます。

〇「ドメイン」とは〇
今回の主題でありますが、聞きなれない単語です。
普段生活する中で耳にする機会も少ないのではないでしょうか。


全体の中に定義される部分領域。特に、インターネット上に定められた部分領域。
ネット上の住所に当たる。


辞書には上記のように記載されています。
この引用を見ただけではわからんと思われますので「住所」という言葉を使って
分かりやすく置き換えてみましょう。

〇「ドメイン」の役割〇
先程、ドメインを「住所」と置き換えました。
では、住所を追っていくと・・・「建物」があります。
建物=ページ とイメージして下さい。

せっかく新しい建物を作っても住所が分からなければアクセスできません。
そう考えると奇妙な文字列の塊が持つ役割が見えてくると思います。

〇「ドメイン」と「URL」の違い〇


URLとは、Uniform Resource Locator(ユニフォームリソースロケーター)の略。
ホームページアドレスとも呼ばれ、インターネット上にある情報の場所を指し示す住所のようなもの。


両方ともページの情報を示す「住所」のことを指した情報なのに
何故呼び方が違うのか、意味も似ているだけにややこしく感じます。
私自身、この二つの意味を調べた際に似通った記述があり、苦労しました。

上図を見て頂くと、何故似通った意味合いになっていたか分かると思います。
URLという塊を構成する要素の一つにドメインが含まれているという事になります。

〇ドメインの役割〇
URLがネットワーク上での「住所」を指すならドメインは・・・
用語を覚えるにはその役割・意味から覚える必要があります。

ドメインの役割は、IPアドレスを人間が分かりやすいように文字化することです。
ここで「IPアドレス」という言葉が新たに出てきました。アドレスという単語から
連想できるように、住所に関連する単語です。

「111.123.456.12」

このように数値で表現されます。
コンピュータが認識する二進法(0と1のみの表現)を
十進法(0~9)にしたものです。

〇まとめ〇
ネットワークでの住所を指す単語が3つ出てきましたが、
その一つ一つに焦点を当てて調べてみると、各自の役割が見えてきました。

URL=コンピュータ語で書かれた住所を人間が分かるように言語化したもの。

IPアドレス=ネットワークの住所を数値で表したもの。

ドメイン=コンピュータ語になっているIPアドレスを人間が
分かるように文字化したもの。

私見ではありますが、ドメインについて調べていると「住所」と
説明しているところが多いように感じました。
より深く調べていくと翻訳機としての役割を持っていることを知りました。

知っている、曖昧な理解のことについて、一度
じっくり調べてみると新たな発見があるかもしれません。

WRITERこの記事を書いた人

野田

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