業界の構造分析、5フォース(+補完財)は、業界の「利益ポテンシャル」を決定する要因を構造化したものです。
この手法は、スタンダードであり、古くから使われてきた基本概念ではありますが、要注意なのは、細かく原因を探りすぎないようにすることです。
抽象度の高い視点で、構造とその相互関係を理解することが重要だと考えます。
押さえておきたいのは、
- その業界が儲かるのか儲からないのか
- どこのどの部分をテコ入れするべきなのか
なのだと思います。
通常のマーケティング戦略での議論では見えてこない部分を探るのです。
すべての競合は敵というわけではないと思います。
業界全体を見たきの、実際のビジネスは競争だけで成り立っているのではなく、そこに協調・共存反映というものが、働いているのが事実です。
そういった観点を持っていれば、既存のビジネスモデルにプラスαを付け加えたイノベーションが、見えてくることもあるのではないでしょうか。
知っているからこそ、アイデアが生まれるものだと。
業界の構造分析 記事一覧はこちら