【これから企業SNSを始める人へ】Facebookビジネスページを作る上で重要なポイント
Facebookは、全世界に10億以上のユーザを抱えているSNS。日本国内でも、2000万人以上のユーザが集まっていることが明らかにされています。
現在の世界を代表するSNSと位置付けられている、Facebook。個人アカウントに加えて、団体やグループのために開設できる「Facebookページ」が大人気ですね。
Facebookページは2名以上の管理人を配置することもできますし、運用は難しくありません。
趣味の仲間から大企業まで、あらゆるFacebookページがつくられています。日本の企業にとっても、集客やマーケティングを目指す際にFacebookページをとても役に立ちます!
というわけで、Facebookビジネスページをつくる際のポイントをお伝えします。つくる際に見落としがち、引っかかりやすいポイントをまとめました。
企業SNSアカウントを作る際は参考にしてみてください。
目次/このページでわかること
Facebookページで集客を試みると、得られるメリットとは
誰でも利用できる
Facebookページは、個人アカウントを持っているユーザならだれでも作成できます。
それに個人アカウントは、無料で手に入ります。所要時間もそんなにかかりません!
Facebookユーザでなくても見られる
Facebookの個人アカウントは、Facebookユーザでないとほぼ見られません。
しかしFacebookページは別。Facebookにログインしなくても閲覧できるようになっています。
またFacebookページの投稿内容は、Googleのような検索エンジンに表示されます。これも個人アカウントと決定的に違う点です。
したがって、キーワード検索で上位に表示されるチャンスもあるわけです。
文章・写真・動画……すべてをたっぷりとアップロードできる
集客に役立つSNSはFacebook以外にもありますね。ただ投稿内容に制限があるものが多いです。
たとえばTwitterは、今のところ140文字までしか文章を投稿できません。
Instagramは若年層に大人気ですが、写真または短い動画の投稿に特化しすぎています。文章の投稿には全然向いていません。
その点Facebookは、(ブログほどではありませんが)文章を投稿しやすいです。あまり長いのはよくありませんが、少なくとも数百文字くらいであれば、問題なく最後まで読んでもらえるでしょう。
それに画像を何十枚も投稿することもできますし、10分以上の動画を投稿することもできるのです。
現代において、オールマイティなSNSと呼ぶことも可能でしょう。この強みを活かしたページ作りに成功すれば、根強いファンを増やせます。
アカウントの持ち主が多い上に、30代以上の間で需要が安定している
ときどき「Facebook離れが進んで~」なんて記事がマスコミに出てくることがありますが冒頭にも書いた通りで、Facebookのユーザは国内だけでも2000万はかたいです! 特に30代以上で以前からアカウント保持者が多いという傾向がありました。
※10代のような若い世代ではInstagramやTwitterのほうが、ステータスがあることは事実です。
しかし少子化が以前から進んでいたことを考えると? 国民全体の中で考えるなら、InstagramはまだSNS一番手ではありません。
ちなみに日本でいちばん普及しているSNSはTwitterだということですね。
それにしても30代以上のユーザが多いということは? 10代や20代よりも30代40代のほうが多いわけです。つまり国民全体の中でFacebookユーザの割合は依然として高いということです。
なおFacebookは、世界ナンバーワンのSNSです。したがって、海外向けのマーケティングを展開したいなら、Facebookページを(英語等を使って)開設することは非常に建設的・合理的です!
ユーザに気に入ってもらえた記事は、どんどんシェアしてもらえる
これも大きなセールスポイント。フォロワーになってくれたユーザはおそらく、その投稿をシェアという形で拡散してくれることでしょう。
すると、そのユーザの友達のタイムラインにも、その投稿は表示されます。こうしてどんどん、全然そのFacebookページを知らなかったユーザの目にもとまるようになるのです。
その商品・サービスのファンが集まりやすい
Facebookの検索機能はかなり充実しています。
Facebookユーザが情報を探りたくなったとき、そのキーワードに合致した投稿やユーザが表示されますが……Facebookページも一緒に表示されます!
また、Facebookは各ユーザの趣味・嗜好のデータを分析して、その好みに合ったFacebookページをおすすめする機能を持っています。
制作会社に依頼しなくても更新できる
Facebookページの管理は、素人でも全然難しいことはありません。
最近はいろいろな機能が搭載されてしまったので、全部を一度に覚えようとするのは無理があります。しかし基本的な機能はすぐにマスターできます。
では通常のWebサイトの場合はどうでしょうか? 最近は素人向けのツールやソフトが増えているのですが、それでも「素人には複雑すぎる」なんて意見が相変わらず多いですね。
しかしFacebookなら、文章や写真の投稿も動画のアップロードも簡単にできるのです。
とはいえ、本格的な集客を実行したいなら、その時はプロの協力も必要となります。
・質の高い画像や映像の準備
・ユーザの動向の精緻なリサーチ
・他のWebメディアとの的確な組み合わせ
これらを手抜かりなく実行したいなら、Facebookに強いWebマーケティング会社への依頼が不可欠でしょう。
プロに頼んだほうが、時間を無駄にせずに済みます。費用はかかりますが、払った分はいずれ回収できるはずです。
その他のSNSや、外部のWebページとの連携
InstagramやTwitter、LINEのような主要なSNSとは投稿の連携ができます。この機能を使うと、他のSNSにいちいち同じ内容を投稿しなくても同時に表示できるのです。
そのほか、ブログ、メルマガやYoutube等とFacebookページ等の間で、相互にリンクを投稿したり、あるいは同一の内容を投稿したり……といった方法もよく行われています。
商業ページにふさわしい機能が搭載されている
クーポンを作成して配布できる
これは、店舗型のサービスやショッピングサイトをやっている場合ならおすすめの機能でしょう!
クーポンの内容は好きなように決められます。そのクーポンが有効となる場所や期限等を入力できるフォームが準備されています。
ユーザに意識調査を頼める
Facebookページには質問機能がついています。これを利用してアンケートの実施が簡単に実現します。
一部の投稿を、強調しながら表示できる
投稿内容はタイムライン表示されますが、重要な投稿に限り7日間だけ「トップに固定」させる機能があります。また「ハイライト表示」機能を使って一時的に目立たせることもできます。
ユーザからの反応を分析できる
「インサイト」という機能はとても便利です。
各記事を読んでくれた人の数を調べたり、「いいね!」や「シェア」「コメント」~等の人数をまとめて確認できたりできます。
自社のページの作成方法
個人アカウントの作成
個人アカウントを持っていなければ作成ができません。まだFacebookに今まで登録したことがない場合は、以下のようなデータを入力していきます。
・氏名(実名登録)
・メールアドレス
・パスワード(任意に設定)
・携帯電話番号(セキュリティのために求められます)
・生年月日
・性別
……etc.
なおFacebookは原則的に、実名での登録がお約束。偽名やニックネームと思しきものを入れると、すぐに本人認証を求められる可能性が高いです。最悪の場合はアカウント停止となります。
ビジネスページの作成
Facebook個人アカウントができたら、以下のURLからビジネスページを作成します。
https://www.facebook.com/pages/creation/
すると、「ビジネスまたはブランド」か「コミュニティまたは公人・著名人」のどちらをつくりたいのか質問されます。
どちらを選んだ場合でも、「ページ名」および「カテゴリ」を入力します。
そして「カバー写真」をアップロードします。
すると、Facebookページの出来上がりです。
あとは、細かな部分を設定したり投稿を繰り返したりして、来てほしいユーザに好まれるページに変えていくだけです。
なお、FacebookページのURLは変更できるチャンスがあります!
何もいじらなければ、FacebookページのURLは運営側が自動生成して決めます。
しかし、できればわかりやすいURLやインパクトのあるURLのほうがありがたいでしょう。
https://www.facebook.com/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%…
↓
https://www.facebook.com/GeniusWebInc/
こんな感じで、分かりやすくすっきりとしたURLを指定できます。
設定は「基本データ」の「ユーザーネーム(@ユニークURL)」から変更できます。
ただしすでに使われているURLを希望してしまうと、×が表示されますので別のURLを試しましょう。
開設したFacebookページの告知方法
黙っていても、アクセスしてくれるわけではありません。おおぜいのユーザにFacebookページの存在を知ってもらわないといけません。
そこでおおぜいのユーザ、特にターゲット層にページの存在を知らしめましょう。
最初のうちは、そのFacebookページを見てもらうことで商品の注文やサービスの相談をしてくれそうな消費者を集める努力が不可欠です。
Likeボックス
これは特殊なプラグインを入れることで利用可能となります。
ブログのようなFacebookの外のサイトに、Facebook内の情報を表示させることができます。「いいね!」をクリックしたユーザの多さ等を表示させて使うことが多いです。
SNSでの告知
自社のSNSアカウントを持っているなら、そこで宣伝をかけたほうがよいでしょう。
Twitter・Instagram・LINE@等が考えられます。
メールマガジン
自社のメルマガを発行しているなら、その中に書き込むことはとても有効です。最初のうちは、発行するたびにFacebookページへのリンクを掲載するようにしたいところです。
その他、自社で持っているWebメディア
公式Webサイトや公式ブログでFacebookページへのリンクを掲載することは有効です。
また、Youtubeチャンネル等でも摘要欄に記載したり、あるいは動画中に表示させたりするという手でFacebookページへのリンクを告知できます。
紙媒体等のアナログな手段
ダイレクトメールや広報誌、パンフレット等のSPツールの中にもFacebookページへのリンクを記載することはそんなに難しくないはずです。
※紙媒体の場合、基本的にいったん刷ったら訂正できません。
つまり大量に印刷してしまったら、そこに万一書き間違い等があったら困りものです。誤字脱字等のミスは禁物です。
他の媒体への掲載
新聞や雑誌の広告ですとか、いろいろな手段が考えられそうですが……いちばんおすすめなのは、プレスリリースでしょう。
プレスリリースといえば、かつては新聞社等にFAX等で送り付けるというイメージがありました。
しかし今ではオンラインに、たとえばニュースサイト等によく掲載されています。しかも、プレスリリース専門のサイトもあって大盛況です。
このようなサイトに掲載を依頼すると、かなりの注目度を期待できます。
Facebook広告欄
Facebookページなのですから、Facebookの広告スペースに宣伝してもらえたらすごく合理的ですね。
このスペースは、ユーザの目によくとまる位置に表示されます。広告としての効果は高いです。
ただしこれは、出稿料がかかりますので予算と相談した上で試みることになるでしょう。
運用のポイント
ではここからは、Facebookページを使って集客効果・プロモーション効果を強く出していくための秘訣を考えてみましょう。
コンスタントな更新を繰り返す
これはブログや他のSNSでも同じことですが、投稿は一定のペースを守りながら続けることが大事。
更新頻度が低かったり、ブランクができたりすると? ユーザからの注目度は下がってしまいます。「放置されているらしい」と判断されたら、フォロワーは離れていってしまうでしょう。
露骨な宣伝は控える必要がある
Facebookページに「いいね!」をクリックしてくれたユーザのタイムラインには、そのページの最新投稿が自動的に表示されます。
したがってユーザに気に入られる投稿ができれば、とても効果の高いPRが実現します。しかし、宣伝色が強すぎるといった投稿をしてしまうと、ユーザに敬遠されてしまうでしょう。
独りよがりな宣伝を投稿することは慎んだほうが無難です。
ターゲットを絞り込む
投稿の内容が優れているなら、自然とフォロワーは増えるでしょうしコメント等をしてくれるユーザも増えるでしょう。
しかし、集まるFacebookユーザがターゲット層とかけ離れているならどうでしょうか? 商品の購入やサービスの申し込みといった、目標とするアクションはなかなか起きないでしょう。
購入や申し込みを増やしたいなら、どんな客層なのかを改めて再認識しないといけません。
・そのターゲット層を優先的に集める
・そのターゲット層が、アクションを起こしたくなるような更新内容を考えて、実行する
これらの手順を正確に踏むことです。
※ターゲット層の絞り込みがあいまいなままですとうまくいきません。
商品・サービスを欲してくれそうな客層がどんな属性を持っているのか、ひとつひとつ書き出してみるのもおすすめの手段です。
ターゲット層のリサーチを定期的に繰り返す
ターゲット層のリサーチは手抜きをするべきではありません。
ターゲット層が何を考えているのか、何を欲しているのか? そのあたりを勘違いすると売上は伸ばせません。
また、ターゲット層の好みを正確に認識できないと、コンスタントな更新は難しくなります……「投稿するネタが尽きてしまった」なんて話はSNSではよく聞きます。それを防ぐ意味でも、ターゲット層のリサーチは重要です!
※自社のFacebookページと近いテーマのページや、競合する企業のFacebookページもたまには調べたほうがよいでしょう。そこからいろいろな情報が見えてくるはず。
そしてもちろん、自社のFacebookページに書き込んでくれるユーザの意見は大切な参考材料となるはずです。
思慮に欠けたレスポンスをしないように用心する
Facebookページのコメントに対して、レスポンス(返信)をすることもあるでしょう。
ただ、順調にアクセスが増えてフォロワーが増えると、すべてのコメントに対応できないかもしれませんが。
それからレスポンスの内容はそれなりの気配りが必須。SNSを通じたマーケティングでいちばん怖いのは、いわゆる「炎上」です。ささいなきっかけで炎上した事例はこれまでに数え切れません。
Facebookは匿名性ではありません。このため、Twitterあたりと比べたら中傷や炎上のような揉め事の危険性は下がるのですが……
それでも本名登録していないユーザはたくさんいますし、時として悪意に満ちたコメントが寄せられることはあるのです。
誰が見ているかわからないことも踏まえて、すきのない返信を心がけましょう。
アカウントの乗っ取りといったアクシデントが過去に発生しています。パスワードの管理等にはとても気を使う必要があるでしょう。
まとめ:Facebookビジネスページで集客効果をMAXに出すために
Facebookページは、自社の商品・サービスの売り込みを行ったり、自社のファンを育てたりする際にとても有益な手段となります。
・Facebookページは、誰でも無料で作成できる上に、操作も難しくない。
・世界最大のSNSで、日本でも30代以上を中心にユーザがまだたくさんいる。
・文章・写真・動画等をたくさんアップできる点でInstagramやTwitterと一線を画している
・ファンを獲得しやすい。また、投稿のシェアを通しておおぜいのユーザに記事を見てもらえる。
・SNSとの連携が可能。そしてFaceページを開いたらSNSで告知することが大事。もちろんメルマガやブログほか、使える媒体はフル活用して告知するほうがよい。
・料金を要求されるものの、Facebook広告欄は期待値の高い宣伝手段となる。
・Facebookページを運用するなら、ターゲット層を正しく絞り込んでリサーチする必要がある。その結果を分析して、ターゲット層の期待に合致した投稿をコンスタントに続けていくこと。
とはいえ、本格的な運用をしたい場合、時間を無駄にしたくない場合はFacebookマーケティングの専門家に依頼したほうが安全でしょう。
見積もりを取る程度ならお金がかからないことが多いですし、今のうちにコンタクトをとることをおすすめします。